ドアの鍵が開けられない&閉め出される日本人

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ドイツにおける日本人の鍵問題。問題になるのは日本人だけじゃなく、その他の外国人やドイツ人も時々閉め出されたりしています。根本的な問題は、ドイツと日本のドアと施錠のシステムが違うということ。ドイツの鍵は家を出るときは必ず持ってから出るってのは基本ですけど、それ以外にもいくつか重要ポイントがあります。

玄関の外側のドアノブは回らないので閉まると開けられない

日本の玄関のドアは鍵を閉めていなければ、ドアが閉まってもドアノブを回してドアを開けて入ることができます。これができないのがドイツの玄関。ドアノブが回らないのでかちゃっと閉まってしまえば施錠をしていなくても外側からは入ることができません。

子供が寝てしまって、ちょっと玄関の前に出たら後ろでドアが閉まり、仕方がないのでピンポンをならしまくって起きた子供に内側から開けてもらって入れたという人が近所にいました。(この人はドイツ人でした)

ドイツで家の外に出る時、ドアから外に出る時は必ず鍵を持っているか確認してから出る習慣をつけましょう。

鍵のシステム自体が日本と違う

コツをつかむまで何度も練習が必要

日本の鍵は差し込んでまわすだけ。特に技を必要としませんが、ドイツの鍵は開ける時に鍵をまわしながらドアノブを押したり引いたり、異なるタイプの鍵があります。ドアノブが回らないのでそのぶんを鍵でもう少し手伝ってあげないと開かないのです。ドアを開けるのに両手を使うことになるのですが、その両手の動きのタイミングのコツをつかむまでが大変です。

ドイツに来てすぐの人には口で説明しても分かってもらえません。日本からのお客さんには必ず鍵を渡して自分でやってもらうのですが、それでも後でやってみると鍵が開けられなくなって、携帯から「開けられません、助けて~」と電話がかかってくることがあります。開かないと本人は焦るので何をどうやっても開けられなくなっていることが多いのですが、落ち着いて手順を教えてゆっくりやってもらうと普通は誰にでもできます。

鍵ごときと思うかもしれませんが、この鍵を開ける技能が身についていないとドイツ暮らしで非常に困ります。

ドアを閉めただけではセキュリティ上問題あり

これも日本人にはよく分からないのですが、ドイツではドアを閉めただけで外側から入れなくなるから、といってそのまま出かけてしまうと無用心です。治安がいい郊外の町や村では家中開け放して出かけてしまうような家もありますが、普通は玄関のドアを出たら鍵穴に鍵を差し込んでぐるぐるとまる2回ほど回します。

右にまわすか、左ににまわすかはドアと鍵の使用によって違いますが、回るならそれが正しい方向で、回し続けるといちどカチャっと音がして同じ方向にさらに回し続けるともう1度カチャっと音がします。2度音がするまでは鍵を2回とか3回グルグルまわす感じ。これはドアの内側からでも外側からの施錠でも同じです。

この施錠をしないと、慣れた人や泥棒さんならカードとか似たようなもので簡単にドアをあけて入ることができます。

こんな風に簡単に開きます。いざ自分でやろうとするとこんな簡単にはできませんが、締め出されて自分でがんばって開ける人はだいたいこれを試します。

下のは曲がった針金のようなものをドアの隙間に差し込んで開ける方法。ちょっと練習が必要です、と言っていますが慣れた人ならどんなに簡単にドアが開くかが分かるかと思います。

鍵を内側から差してドアが閉まるとさらに悲惨

ドイツの鍵というものはどこまでもややこしくできていて、玄関の内側に鍵穴があって、そこに鍵を差し込んで回して内側から施錠するようになっています。

一人暮らしなら鍵の置き場を忘れないので、これは鍵置き場がわりにも使えて便利といえば便利なのですが、鍵を差したままうっかり外に出てしまうと、下手すると外側から合鍵を使って鍵を開けることができなくなります。

締め出されたときの対処方法

ドイツ人も鍵を忘れて家に入れなくなった、というのはよくある失敗です。落ち込むことはありません。隣り近所に助けを求めても普通は優しく協力してくれます。

わたしも自分の家から隣の家のベランダに入って内側から開けてあげたこともあるし、開いた窓によじ登ってみたりしたこともあります。まずは

  • ドア以外の場所から家に入れる可能性を探り
  • 別の鍵を持っている人を探し
  • 最後は締め出されて入れなくなった人相手に商売をやっているSchlüsseldienstという業者に頼む

ということになります。Schlüsseldienstは当然ながらお金がかかり、最初に値段の交渉をしてから来てもらうのですが、実際に開けてから理由をつけて値段をつりあげられた、など悪徳な人の話もよく聞きます。

パタンと閉まってしまっただけなら、クレジットカードなどを隙間に突っ込んでドアを開ける方法もあります。なにをどうやっても開かない場合は、やはりSchlüsseldienstに頼るしか方法がありません。このSchlüsseldienstにも技と道具を使って簡単にドアを開けられる場合と、なにをどうやっても開けられなくて最悪ドアを破らなくてはいけない場合があります。

普通に締め出されて開けてもらっても100ユーロ以上とか聞きますから、こうなると閉めだされただけでかなりなお金が飛んでいきます。家の玄関ドアが防火ドアで分厚くて鍵が取り付けられている部分に大きな段差があるドアが難しいと聞いたことがあります。

マンションなどに人を訪ねた時

大学寮のような大きな建物や、個人のマンションなど、住居の玄関ドア以外にも建物に入り口にドアがあって鍵がかかっている場合があります。その場合は近くにあるインターホンを押して、中にいる人にドアを開けてもらいます。普通は中でスイッチを押すと、ブーーーとかジーーーとかいう小さな音が聞こえてその間だけドアが開きます。

内開きか外開きか分からなくて、モタモタしていると開かなくなってもういちどインターホンを押すことになることもよくあります。インターホンを押したらすぐにドアに手をかけて開けられる状態にスタンバイしておきましょう。

トイレや部屋のドアにささった鍵に注意

子供がいると危険なのが、中に入って鍵をおもちゃにしていて内側から施錠をしてしまうこと。バスルームやトイレなどは外側から開けられる鍵が取り付けられていることも多いですが、どこでもそうではありません。

ドイツの家の中には鍵がささったドアで内側から施錠できるようになっているドアがよくあります。このタイプの家に子供を連れて遊びに行くときは用心しないと子供が鍵をかけてしまって出られなくなる事故が多いのです。

鍵は昔ながらの鍵穴に差すタイプで、回すだけでなく、抜いてしまうこともできます。3歳ぐらいまでの子供が鍵を回して抜いてしまうと、内側から鍵をまた差して正しい方向に回すという動作はまず不可能です。子供がいる家ならよいのですが、大人の暮らす家に小さな子供と遊びにいったときは気をつけてあげてください。

それ以外にもトイレの鍵が難しい古い家もありますから、小学生ぐらいになっていても気をつけてあげないとトイレから出られなくて大騒ぎすることになるかもしれません。旅行中に大人がトイレから出られなくなったという話も聞いたことがあります。

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