洗濯洗剤の選び方、種類、使い方

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日本にも洗剤の種類は沢山ありますが、ドイツの洗剤の種類はこれまたすごく種類が多くて、しかも日本の洗剤とは種類自体も違うので、予備知識もなくドイツ語ができないと洗剤売り場に行っても一体どれを買えばよいのか途方にくれてしまいます。

適当に買って使って大丈夫な洗剤もありますが、それにしても種類が多すぎて大変。

ドイツの洗剤や柔軟剤などの種類

ドイツの主な洗剤と柔軟剤や染み抜きなどの種類を書いて見ますと、

  • Vollwaschmittel(白物用洗剤)
  • Colorwaschmittel(色柄用洗剤)
  • Schwarzwaschmittel(黒物専用洗剤)
  • Wollwaschmittel(ウール用洗剤)
  • Feinwaschmittel(おしゃれ着用洗剤)
  • Waschmittel Sensitiv(敏感肌用洗剤)
  • Hygiene Spüler(殺菌仕上げ柔軟剤)
  • Weichspüler(仕上げ柔軟剤)
  • Fleckenentferner(染み抜き剤)
  • Calgon(カルキ除去剤)

まだまだありそうですけどとりあえずこんな感じです。さらにこのいろんな種類の洗剤にも粉タイプ、液体タイプ、タブタイプといろんな形状のものが売られているのでドイツ洗濯洗剤の関連商品の売り場はものすごいことになっています。

ドイツの洗剤の特徴と使用するときの注意

コンパクト、軽量化が極限まで進んでいる日本の洗剤と違って、ドイツの洗剤は大きくてナンボみたいな雰囲気もありまして、特に粉洗剤は日本ではすっかり姿を消した5キロの巨大な箱入りのものもまだ存在しています。液体洗剤も簡単に濃縮できそうなのに65回分で4.5キロとか信じられないサイズです。

粉洗剤は普通にドイツの洗濯機の引き出しのHauptwaschgangのところに入れて使えばいいんですが、液体洗剤は引き出しに入れるとカビの原因になったりしますから、付属のカップに入れてドラムに直接放り込みます。カップが付属していなかった、壊れちゃったという場合は普通にIKEAのプラスチックの子供用コップみたいなものを専用にして使ってもいいんですけど、dmのレジのところでタダでもらえました。

あとは硬水の地域が多いので、カルキ対策にカルゴンのようなカルキ除去剤を使うか、定期的にお酢やカルキ除去剤を使ってカルキの除去をしないと洗濯機が詰まって壊れたりもします。(洗濯機の使用とお手入れについては別エントリーでご紹介しています)液体洗剤なんかにはカルキ対策成分が配合されているのですが、使用量をちゃんと守らないとカルキ対策にならないそうです。

ドイツの洗剤の選び方

洗剤の種類が沢山あるのでその中でいちばん使いやすい洗剤を選ぶと、Colorwaschmittel(色柄用洗剤)ではないでしょうか。白物用は漂白剤が入っていたりして白いものにはいいけど、生成りや色柄物は色あせてしまったりしますから。

なので最初に洗剤をひとつだけ買うときは、Colorwaschmittelをおすすめします。

そこで気をつけないといけないのが匂いです。ドイツの洗剤は香料が強烈なものが一般的で、苦手な匂いの洗剤を買ってしまうと洗濯物を干した部屋はその匂いが充満しますし、乾いて着ていても、箪笥の中もその匂いになります。液体タイプなら買う前にふたを開けて匂いを確認することもできますし、粉タイプは箱の外まで匂っていますからなるべく好みに合ったタイプを選ぶとよいでしょう。

敏感肌用の洗剤

匂いが絶対ダメと思った方はSensitiv(敏感肌用)の洗剤を選ぶとよいのですが、Sensitivでも香料がきついものがあります。例えばAriel Sensitivなどはこれまたすごい香りなのでお気をつけて。

うちは以前、dmのSensitivをメインに使っていた時期もありましたが、こちらはだんだん洋服の汚れが気になるようになってきて使用をやめました。(現在はまた成分が変わっているかもしれません)

お子さんなど肌の弱い方はドイツの洗剤にアレルギーを起こして湿疹が出る人がいます。洗剤やコスメはBioであればアレルギーの人にはよい、というわけでもないので注意が必要ですが、肌の弱いお子さんにはAlnaturaで売られているSodasanというメーカーのSensitiv(無香料)は評判がよいです。Amazon.deにもあります。

dmでは自社製品のセンシティブ以外にも、ecover(エコベール)というベルギー発の洗剤を取り扱っています。わたしが行くお店よりもdmオンラインショップのほうが店舗よりも品揃えがよい印象です。

dm-ecover

日本でも売られているので、日本のエコベールのサイトで詳細が分かるのも便利です。(水が違いますから、日本とドイツで売られている製品の成分が同じかどうかは分かりません。)

乾くとバリバリになるタオルは柔軟剤でやわらかく

日本では何のために柔軟剤があるのかいまいち理解できなくて香りつけ用かな?と思っていましたがドイツではその存在価値が分かりました。

普通に洗濯をして干すと、日本からもってきたふわっとした肌ざわりのはずのタオルがゴワゴワに、バリバリした感じに乾いてしまいます。柔軟剤を入れるとこれがふんわり仕上がるようになります。

ひとり暮らししていたときはタオル類などには柔軟剤を入れてましたが、ドイツ人夫の家はタオルをゴワゴワに仕上げる、つまり柔軟剤なんていうものは要らん、という方針だったため、結局わたしが折れて柔軟剤を使わなくなってしまいました。最初は嫌だったゴワゴワのタオルも慣れると気になりません。

柔軟剤を使えば余分に水を汚すし、家族全員の洗濯物だから柔軟剤代金分のお金も余分にかかるし、なくても大丈夫。

使う場合は、これも香料がすごいのでにおいを確認してから購入することをおすすめします。

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コメント

  1. しい より:

    初めまして(*^^*)
    真冬に子連れでドイツにいく予定です。防寒対策がとても参考になりました!有難うございます。子供は着せすぎ注意と思ってましたが、想像以上に寒いのですね…。

    • AKO より:

      コメントありがとうございます。寒さはドイツでも地域によってもその年によっても違うんですけどだいたいこんな感じで冬支度してます。記事がご参考になればうれしいです。楽しいドイツご滞在になりますように!