ハーフの子供の髪と目の色―金髪の青い目の子は生まれるか

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日本人ママがドイツ人のパートナーの赤ちゃんを妊娠すると、親戚や友人たちから「ハーフの赤ちゃんうらやましい」「きっとかわいい子になるわね」などと言われる事も多いのではないかと思います。

そのぐらいならともかく、なかには「金髪で青い目の子だといいね」とか、「パパに似るといいね」と無邪気に言う人たちもいます。父親がブラウンの髪と目でもそんなことを言われた、という人もいます。

ハーフの赤ちゃん男の子

日本人とドイツ人のいわゆる「ハーフの子供」は、ドイツで暮らしていれば沢山見かけます。実際に日本人がドイツ人(白人系)と結婚して金髪に青い目のハーフの子供が生まれることってあるのでしょうか。

ドイツ人の金髪に青い目の赤ちゃん

ハーフの子の目の色髪の色の話をする前に、まずはドイツ人が生まれてから成人するまでの目の色と髪の色の変化が起こるということについて、確認しておかなければいけません。

赤ちゃんの目の色や髪の色は変化するのが普通

日本人なら赤ちゃんの頃から髪の色は黒、目も黒に近い色から大人になるにしたがって濃いブラウンや少し明るいブラウンになります。日本人は目の色は黒、と思い込んでいることもあって、目の色の変化には気付く人も少ないかもしれません。

一方ドイツ人では色の変化が大きい人が多いです。大人のドイツ人に赤ちゃんのときの写真を見せてもらうとびっくりすることがあります。いまは黒に近い濃いブラウンの髪にブラウンの瞳なのに、赤ちゃんの写真を見ると金髪で目が青かったりするのです。ドイツ人の目と髪の色は赤ちゃんから大人にかけて変化するのがむしろ普通です。

ヨーロッパでは多くの赤ちゃんが金髪で青い目で生まれてきます。青い目と言っても生まれてすぐからしばらくは新生児特有の少し濁った深い青です。

猫の赤ちゃんの目も最初はブルーなので子猫の濁った青い目の色をキトンブルーといいますね。猫はその後、青や茶色や金色やグリーンに目の色が変化します。これは日本人でも猫好きなら知っているはずですね。

ドイツでは人間の赤ちゃんも猫の目の色と同じで色が変化するのです。しかも目の色だけではありません。髪の色もどんどん濃くなったり、生まれた時黒だったのに赤ちゃんのうちに抜け替わって金髪になったり、瞳の色が青からグリーンになったり茶色になったり変化することが多いのです。

大人になるまで金髪に青い目のタイプ

最初からこの子は金髪と青い目のまま大人になるだろうな、と分かる赤ちゃんもいます。金髪もプラチナブロンドどころか白髪に近い明るい髪と、生後すぐは濃い深い青い瞳が2,3ヶ月経つと明るく澄んだ真っ青の瞳になります。

そこから3歳ぐらいまではグリーンになったり、ヘーゼルやブラウンに変化する可能性もあります。

金髪に青い目の子供

この写真の子ぐらい明るい金髪とクリアな青い目だと大人になっても金髪と青い目になるはずです。逆にこのぐらい明るくないと、将来どんな髪の色と目の色に変化するのか分かりません。

大きくなっても青い目に金髪の子は、普通は両親揃ってか、少なくともどちらか片方の親が明るい金髪で澄んだ明るい色の青い目をしています。こんなふうに明るい髪と青い目の子供はドイツ人のなかでもそれほど多くありませんから少し目立ちます。

青い目でも十人十色

目の色に気をつけて見ていると、ドイツ人の青い目の人のなかにも、真っ青で瞳孔の周りに少し茶色が混じってい たり、片側の目に茶色の星のような模様があったり、全体が混じったように見えたり、グリーンがかった青だったり、白っぽいグレーっぽい青だったり、同じ青 といわれる色でも千差万別。両目で色が違うひともごくたまにいます。

青やグリーンやヘーゼルなど、黒っぽくない瞳の人は、着ている洋服や、 まわりの景色などによっても目の色が違って見えます。深い青や緑の服を着ていると、その服の色が目の色をより鮮やかに見せる効果があります。肌色との相性 だけでなく、目の色髪の色との相性もあるので、ドイツ人の似合う洋服選びは難しいです。

青い目の子供

雑誌や広告で本当に青い宝石のような目のモデルがいますが、特別青い綺麗な目をした人でも、いつも同じように見えるわけではありません。青く晴れた空の下で ネイビーやターコイズの服を着ていれば特別青く見えますが、暗い室内で黒い服を着ていたりするとまた違った色に見えます。スタジオで撮影した不自然なぐらい綺麗な青い目の写真は加工されている確立が高いです。

髪の毛の色も変わるドイツ人の赤ちゃん

ドイツ人で金髪の人のなかには、生まれたときはブラウンの薄い髪の毛で生まれていたという人もいるし、生まれたときは真っ黒い髪が生えていたのに一旦ぜんぶ抜けて生えてきたのは明るい金髪だった、という人もいます。

生まれてくる時に生えている髪の毛の色というのはあまり当てにならず、生後何ヶ月か経って新しく生えてくる髪の色のほうが、将来の髪の毛の色の基本色になるようです。

青い目の赤ちゃん

(この写真の赤ちゃんは多分成人したら青い目にはなりません)

ドイツ人で小さい時にわりと明るい金髪の子も、よほど明るい金髪の子以外は成長とともに色が濃くなって大人になる頃にはブラウンの髪になります。ですから、日本人との ハーフで明るめの金髪に見えても、成長と共に色が濃くなる可能性がかなりあります。

明るいブラウンぐらいまでなら時々いますが、大人になって金髪のハーフの人は少しはいますがかなり珍しいです。(金髪の定義が日本人の場合は少し違うかもしれません。髪の色については別記事として書いています。)

ハーフで金髪に青い目の赤ちゃん

日本人のハーフで目が青っぽい赤ちゃんは意外と多い

日本人とのハーフの赤ちゃんでも青い目で生まれてくる子はけっこう多いのです。生まれたては深い青い色をしていて、たいていその色は両親が青い目の白人の赤ちゃんよりもグレーがかっているように見えます。その後、多くののハーフの赤ちゃんは生後1ヶ月~生後半年ぐらいまではブルーグレーのような色で、成長と共にだんだん茶色の色素が増えてきます。

青い目の新生児

この写真の赤ちゃんはグレーの瞳で、将来ブラウンになりそうです。ハーフの子もこんな感じのグレーの目の赤ちゃんがよくいます。日本の多くの赤ちゃんがそう であるように黒っぽく見える子もいるし、ブルーグレーの子もいるし、もっとはっきりと濃くて深い青の目の色をした子も時々います。

青い目のハーフの子の目の色はほぼ確実に変化する

でも、最初は青い目だったハーフの赤ちゃんも、たいていは生後3ヶ月ぐらいからゆっくり色が変わってきます。生まれてきたときは青い瞳だったんだけど、とか、赤ちゃんのときは目が青かったの、と言う日本人のママはけっこう多いです。

生後6ヶ月まで青い目をしていたら、その後も青でないにしても明るい色の目になる可能性があります。クリアな青い目の赤ちゃんも、3歳ぐらいまではグリーンに変化したり、グレーや茶色に変化したりします。

ハーフの一例としてタレントのベッキーの目の色

日本のタレントのベッキーの目の色を「ヒマワリが宿る目」とか自分で言っているとか、言われているそうですが、このぐらい明るい目の色になる子はドイツ人と日本人の組み合わせではかなり珍しいです。ベッキーは生後しばらくは確実に青い目だったはずです。そして、たぶん赤ちゃん時代から2歳ぐらいまで、もしかしたら幼児ぐらいまで青い目の時期があったかもしれません。

ちなみにベッキーのような「ヒマワリが宿る目」、つまり青やグリーンの中心にブラウンが少し交じった目は、青い目とブラウンの目 (青い目の遺伝子を持っている人)のカップルの子供に多く、青い目とブラウンの目が混在している国、たとえばドイツ人やフランス人ではかなり多くの人に見られます。ブラウンが大きかったり小さかったり色の混じり方や濃さも様々です。

ベッキーの目の色は中心にブラウンの混じったグリーンかヘーゼルかな、という感じですが写真によってはグレーの中心にブラウンにも見えます。広告などはフォトショップで色未を加工している可能性が高いですし、こういう色の混じった目は服やまわりの背景でかなり違った色にも見えますから実際のところは生の自然光で見ないとどんな色なのかよく分かりません。

実際のハーフの赤ちゃんの目の色の変化の例

では他の例としてうちの子の目の色の変化を書いておきましょう。うちの子ふたりはブラウンの目ですが、ドイツ人の父親は目がブルーグレイです。父親方の家族は全員目が青の人ばかりです。ドイツ側の家族の目の色のトーンは同じ青でもブルーグレイからターコイズに近い明るい青まで色々です。

子供のひとりは、生後すぐは生で見ると銀色っぽいメタリックなブルーグレイでした。生後半年ぐらいで中心からブラウンになっていきました。その後は成長とともにまたブラウンが少し薄くなって、3歳以降ぐらいからブラウンにややヘーゼルが混じったぐらいの明るめの茶色になっています。着ている服によってはオリーブグリーンぽく見えることもあります。

もうひとりは新生児独特の曇ったブルーで生まれました。生後2ヶ月ほどでクリアな深いブルーになり中心にはうっすらブラウンがあわられました。この子はこの頃がいち ばんブルーが濃かったです。屋内では濃いグレーに見え、明るい場所で、服によっては濃いブルーに見える色でした。ドイツ人の助産師は「この目は将来青になるかもしれないわ」と言っていましたがわたしは色味の加減から、絶対に青になるとは思いませんでした。予想通り生後4ヶ月頃に中心の薄いグレー だった部分の茶色がだんだん濃くなってきて、全体も外側のグレーっぽさを残して茶色が濃くなりました。1歳以降は完全にブラウンの目です。でも晴れた日の屋外など、明るいところで目をみると、虹彩の外側にリング状にグレーが残って混じっているのが見えます。

一人は明るい場所では外側にグレー、もう1人はヘーゼルが混じっていますので、大きくなれば日本では「目の色が明るいね」とかいわれそうですが、どちらもドイツでははっきりとブラウンに分類される目の色です。赤ちゃんの時に申請して作ったパスポートにも目の色はブラウンと書かれています。一人は申請時にまだ少し青っぽかったのですが、何年も使うのでブラウンと申請しました。

目の色は何歳まで変化するのか

一般的に言われている話になりますが、青い目の赤ちゃんは生後12ヶ月ぐらいまでに本来の色が出現し、生後24ヶ月ぐらいまでには将来の色に近い色になります。その後も12歳ぐらいまでは色のトーンが変わる可能性があると聞いたことがあります。人によっては目の色は3歳ぐらいまでに確定するという人もいます。

逆にいえば、3歳ぐらいまで青やそれに近い色であれば、将来ブラウンになる可能性は低いと考えることができます。

一般的なハーフの子の髪と目の色

今までの内容をまとめてみますと、ドイツ人と日本人のハーフの子は、明るいブラウンから濃いブラウンの髪の毛の色と、明るい茶色から濃い茶色の目の色になるのが一般的、というかほとんどです。日本人と同じぐらい黒い髪の子は時々います。(真っ黒の髪は意外とドイツ人に人気です。)そしてごくごくまれに大人になっても濃い目の金髪の人もいます。

ハーフの赤ちゃんで、目の色は生まれた時に真っ青でないにしても、グレーや青っぽかったという子は全体の半分ぐらいいるかもしれない、というぐらい沢山います。でも3歳ぐらいまでにほぼ全員が茶色い目になります。

茶色い目でも、外側に少し青い色が残る子もいますし、濃いブラウンになる子もいて、いろいろです。ドイツ人にいるような本当にクリアなブルーの目になったハーフの子はわたしはひとりも知りません。グリーンやヘーゼルはまれにいますがごく少数です。

ドイツ人はけっこう明るい目の色もブラウンに分類する

こちらのリンク先はドイツ語なんですけど、身分証明書に記入する必要のある目の色を何色と書けばよいのかという質問をしています。この人の場合は中心のブラウンが大きめなので、混じっていて少し難しいです。

http://www.gutefrage.net/frage/welche-augenfarbe-habe-ich-personalausweis

グリーンとブラウンの中間と迷いますが、これをブラウンという日本人は少ないでしょう。それでもほとんどの人が「ブラウン」と答えています。

実際に子供の目の色が何色になるか割合を計算できるサイト

グリーンやヘーゼルの目の子や、大人になってもブロンドのハーフのお子さんは、絶妙の組み合わせでわずかな確立が出たのだと思います。メンデルの遺伝の法則、とかの計算方法はよくわかりませんが、相当に少ない確立です。

http://genetics.thetech.org/online-exhibits/what-color-eyes-will-your-children-have

試しにわたしと相方とその両親の目の色を入力して計算すると、子供は72.7%の割合でブラウンの瞳になります。残りの確率の半分ずつがブルーとグリーン(それぞれ13.6%)でした。相方家族は全員が青い目ですが、それでもこの確率です。10人ぐらい産んだら一人ぐらいブルーかグリーンの目の子が出たのかもしれません。

青い目のハーフの子供が欲しい

青い目のハーフの子供が欲しい、と思っている人には残念かもしれませんが、ほんとうにクリアな青い目のハーフのお子さんはわたしはまだ一人も見たことがありません。100人、200人でなく1000人単位でハーフの子供を知っているのにです。青っぽいグリーンという子は一人だけ知っています。

ドイツは色素が薄い金髪碧眼の人の割合がそれほど高くないので、北欧やロシアなどもっと北のほうの色素の薄い家系の人とのハーフなら状況がまたすこし違ってくるかもしれません。

いずれにしてもあなたが人種的に純粋なアジア人で近い祖先にあれば自分の子供の代で(成人するまで)青い目の子が生まれる確率はかなり低いと思われます。

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