ドイツでご飯として食べるためのお米を買う

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日本人にとても大事なお米は余裕のある方なら日本から取り寄せる、アジアショップで日本米、アメリカのカリフォルニア米やイタリアのお米を買うという方法でお米を入手しています。

稲穂

最近はドイツでもオンラインでお米の販売をしてくれているアジアショップが増えてきたので、遠くまでお米を買いに行ったり、重いお米を運んだりする手間が省けて助かりますね。それ以外にもドイツの普通のスーパーで和食として食べられるお米もありますのでご紹介します。

ドイツのアジアショップのお米

アジアショップで買ったことがあるお米は有名な日の出(綴りが”Shinode”)のほかにも、みのり(スペイン)、ゆめにしき、錦、かがやき(カリフォルニア)など。

個人的にはかがやき米がおいしいと思います。ただ、その年のお米の状態や精米の時期などで日の出もとてもおいしいことがあるし、かがやきでもあまりおいしくない時もあります。

毎日食べるものとしてはドイツの物価で考えるとアジアショップのお米は少々高いです。でも日本の感覚で考えるとそれほどでもありません。アジアショップのお米のなかでも、いちばんお手ごろ価格なのは日の出です。

日本のお米のようなお米以外にも、アジアショップにはタイ米も沢山置いてあります。種類によって香りがあって好みは分かれるかもしれませんが、普通に炊いてもあまりパラパラせずに、そのまま日本米のように食べてもけっこうおいしいものがあります。

アジアショップのお米で固めに炊いたご飯は、うちの子供は「チャイニーズレストランのご飯♪」と喜んで食べます。長粒種のもち米があるアジアショップもあります。

スーパーにあるお米

もっと安く手軽にお米を買うならドイツの普通のスーパーにもお米は売っています。知識なく和食として炊いて食べる米を見つけるには、アジアショップで買うより失敗が増えるかと思います。

「ミルヒライス」というお米

スーパーで普通に炊いて和食として食べるお米はMilchreisミルヒライスと書かれているお米が適しています。ミルヒライスにもグレードがあって、安いミルヒライスは粒がそろっていなくて、割れ米が沢山混じっていて、炊き上がりも全然おいしくありません。

そういう質の悪いお米は箱に入って安い値段で売られていることが多いです。すこし高級なミルヒライスは透明な袋に入って売られていて、粒がそろっていて見た目もきれいです。日本で普通に食べられているコメにくらべて小ぶりで丸っこい感じがします。よいお米に当たるとアジアショップで買う美味しくないお米よりもおいしかったりします。

とりあえずスーパーで日本食として普通に炊いて食べるお米を手に入れたい、という場合には、1キロ包装で袋にきちっと詰めて売られているお米のなかから選んでみてください。

ミルヒライスという食べ物

ミルヒライスというのは本来ドイツ人がデザートとしてお米をミルクと一緒にお鍋で煮て、砂糖で甘く味付けし、サクランボなどのソースをつけたり、シナモンを入れたりして食べる料理というかおやつです。だからそれ用のお米自体をMilchreisと呼んでいるのですが、お米自体にミルクが入っていたりするわけではなく、ミルクで炊かないかぎりは普通のお米です。

ミルヒライスと書かれている生のお米を買ってきて、水で日本のお米のように炊いて食べれば普通にご飯です。

デザートのミルヒライスは作らなくてもスーパーのヨーグルトコーナーの近くにパック入りのミルヒライスも売られていますが、甘くミルクで炊くミルヒライスは、自分で作ったほうが断然おいしいです。(鍋で炊くのですが、材料や煮方に少々コツが必要で、普通に水をミルクに炊いただけでは焦げたり甘いのにご飯くさかったりしておいしく出来ません。)

ミルヒライスを白米として炊いて食べること

わたしのまわりの長期滞在の日本人家庭はスーパーのミルヒライスを食べている家庭もけっこうあって、うちもおいしいミルヒライスを見つけてからはスーパーのミルヒライスで暮らしています。

一部の在独邦人の中にはミルヒライスを炊いて食べることをあからさまに馬鹿にするような方もいると聞いたことがあります。長期滞在の在留邦人が持ち寄りパーティーのときにミルヒライスで料理を作って持っていくと「このお米はなにを使っていらっしゃるの?」と言われたいう怖い話も聞いたことがあります。

日本基準で生活する駐在さんや、とても”お上品”な在独邦人の集まりに参加する方には、スーパーのミルヒライス炊いて食べるなんて!という感じかもしれないのでお気をつけて。

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