海外アンドロイド携帯で日本語SMSを送受信する方法

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ドイツの携帯電話では契約内容の記載には、SMS利用条件が入っていて、SMS送信が無制限とか、月に100件まで無料、とか書かれています。

もう大分前になりますが、日本から来て1年後ぐらいに最初にドイツの携帯を契約したときにSMSを知らなくてまったく気にしなかったら、1件のSMSが29セントとかの条件でかなり不便でした。

ドイツ人の友達はSMS無料の契約の人が多くて、SMSをバンバン送ってきました。当時はまだスマホではなかったので、SMSに返信するには、同じSMSか、電話をかけるしかありませんでした。やりとりの回数は少ないけど、いまの日本のLINEのような感覚で若い大学生に使われていたのがSMSだったのです。

あちらは無料なのでチャットのようにSMSを送信してくるし、こちらはSMS3件おくれば100円。自分が無料SMSが付いていない契約のときは、SMS大嫌いでしたね。

時代は変わっていまはスマートフォンが普及したのでSMSだけでなく、WhatsAppで返事を返すこともできます。

海外版アンドロイドの日本語設定

SMSって何だろう?

日本では携帯キャリアによってSMSの名称が違っていて、ショートメッセージサービスメール、Cメール、ショートメールなどと呼ばれているようです。SMSは国際規格で、„Short Message Service“の略で„SMS“です。

SMSには160文字の制限があり、携帯電話の番号を知っていれば送れるのと、WhatsAppと違ってインターネットに接続していないスマホでも、携帯に電波が届いてさえいればメッセージが着信できるのが便利。絵文字もスマイリーとか標準的なものは送れます。(見られないものは説明文として文字で表示されたりもします。)

いずれにしても、SMSは画像の添付などができなくて、基本文字だけ。スマホが普及した今でも便利なので、まだ使っている人も多いです。

WhatsAppやLINEに慣れていると不便だと感じてしまいますが、既読の確認はSMSではできません。送ったけど読んだか読んでいないかを知る手段はSMSにはないのです。

SMSの使われ方

ドイツの銀行でオンラインバンキングを利用していると、モバイルTANと言って、振込みなどの取引の際に、自分が予め登録した携帯電話にSMSでTANが送られてきて、それを入力して取引を実行、というやり方があります。

あとは、契約している携帯会社によっては、広告のSMSで送ってくるところもあるし(設定で送られないようにすることも可能)、電波が届かないところにいたときに不在着信があった場合に無料SMSを送ってくることも。

同じく世界共通規格のMMSは流行らなかった

MMS、„Multimedia Messaging Service“という画像なども送れるサービスもスマートフォンが普及する前(2007年ぐらい?)にお試し無料などで少し宣伝されていた時期もありましたが、結局あまり流行らずに、そのままスマホのWhatsAppに役割をとってかわられた感じです。

最後にMMSを受信したのはもう10年以上前で、自分からMMSを送信したのは、無料キャンペーンのときに試した1度だけです。

海外版アンドロイド携帯で日本語SMS

わたしのアンドロイドは元々日本語の入っていないヨーロッパ版だったので、日本語キーボードをアプリで追加しています。

購入してそのままの設定では、日本語がタイプできなくても、日本語のウェブサイトを表示するのはできたと思います。

分からなかったのがSMSでした。最初そのまま使っていると、日本語SMSが友人から送られてきたのが読めたので、自分も送れるのだと思って日本語で返信すると、文字化けしていて見えない、と言われました。

この受信できるけど、日本語が送れないっていうのがけっこう不便です。日本人同士なのにドイツ語とか、ローマ字でSMSを書くには非常に疲れます。この状態を解消するには、SMSの文字コードの設定が有効かもしれません。

SMSの文字コードの設定

日本語SMSの送受信の方法を調べてもなかなか出てこず、ロシア語などの送受信に困った人がドイツ語掲示板で質問していたりするのも見たけど、回答者がよく分かっていない人が多いらしく、まったく参考になりませんでした。

結局、日本人の友達に思いついて聞いてみたら、SMSには文字コードがあって、これが初期設定のままだと日本語のSMSが送れないのではないか、と教えてもらえました。

海外版アンドロイド(ドイツ語で使用中)だと、SMSを読んだり書いたりするNachrichtenのところから設定するのが簡単です。

Nachrichten>右上の三つの縦の点をタップ>Einstellungen>SMS

SMS文字コードの設定

ここをAntomatisch(自動)の設定にしておけば、日本語のSMSの送信が可能です。Unicodeでもいいのかと思いますが、Automatischで問題ないので、わたしはとりあえずそれで使っています。

GSM-Alphabetに設定されていると、日本語やその他の言語でSMSが送信できません。相手の携帯では文字化けしてしまいます。これは7bit Alphabetで、アルファベットや英数字と記号の設定になります。

LINEやWhatsAppは海外版スマホでも日本語問題なし

今はSMSをあえて使わなくても、LINEとかWhatsAppで日本語がやりとりできるから便利です。アプリで日本語のやりとりをするには、日本語入力ができるようになってさえいれば特に設定は必要ないので簡単です。

アプリ自体がドイツ語になっていても、日本語のやりとりはできます。

固定電話に送られてくるSMS

親戚で、自宅の固定電話に間違ってSMSを送ってくる人がいます。SMSをドイツの固定電話の番号に送ると、ドイツ語では自動音声で読み上げられて、読み終わった後に「もう一度聞きたい場合は、○番を押してください」みたいな機能もあったかと思います。

最初に固定電話でSMSを受信したときは、これは一体なんなんだ!?と非常に驚きました。

日本語のローマ字で送ってきたSMSも日本語っぽく読み上げられたような記憶がありますが、受け取ったのは10年以上前に1度きりなのでもうよく覚えていません。

試しにテストをしてみましょう、と自分の固定電話に携帯電話からドイツ語、日本語ローマ字、英語を混ぜたSMSを送ってみましたが、出たとたんに切れてしまいました。ここでSMSの使用コードが自動に設定されているとダメとかあるのかもしれません。

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