公立小学校(現地校)の様子

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学校に通う年齢になった子を連れてドイツ駐在となると親は下調べや準備が大変ですね。ドイツの現地校か、インターナショナルスクールか、大きな都市ならさらに選択が広がるぶん迷うことも増えると思います。現地校のなかでも公立、シュタイナー学校、私立の教会系学校などの選択肢もあります。

うちの子供はドイツの公立小学校に通いましたから、ドイツの現地の小学校のことをおおまかにご説明します。

小学校は4年制で新学期は秋、9月から

かなり有名な話ですがドイツの小学校は普通は1〜4年生までの4年間です。5年生からは成績や本人や親の希望によって進む学校が分かれます。

学校の学年は日本のように春4月から学校がはじまるのではなく、ドイツの学校は秋から、9月に始まります。(稀に転入ではないのに4月入学を受け付けている小学校もあると聞きます。)

うちの小学校の入学式は始業式と同じ日ではなく、数日〜1週間後など、すこし後にあります。新学期の前後には、先生と親が集まって必要なことを話し合って決めたりする保護者会(Elternabend)があります。

英語ができる先生でも現地校なので普通は全てドイツ語で進行します。うちの子供の学校では、ドイツ語が分からない親のために、先生が後から要点を英語で説明していました。保護者のなかに英語が得意な人がいれば、通訳してくれるかもしれません。

子供のいる日本人家族は、日独カップルも含めれば都会にも郊外にも意外といるので、日本人同士で同じ学校の同じクラスになることもあります。とはいっても日本人の分布は運です。日本人の子が一緒で良いか悪いかは子供同士、親同士の相性によります。

1年生の最初の授業はとにかくのんびり

公立小学1年生の授業は、日本の小学校と比べると学習の進度がかなりのんびりしていて、学習内容的には大したことをやりません。

就学前は幼稚園でも家庭でも読み書きを教えないのが普通だし、集団行動にあまり慣れていないので、まずは授業でも家庭でも鉛筆の持ち方、座って集中することに慣れていく練習から始めます。学校指定の色鉛筆は、幼稚園児の使うクレヨンぐらい太いです。(指定の文具は入学前に学校からリストをもらって揃えます)

1年生のはじめには鉛筆をしっかり持って書く練習のために、国語や算数の授業や宿題で塗り絵をする、線を書く練習を兼ねたような課題がたくさんありました。

ドイツ語の授業ではアルファベットを1週間でひとつ程度の進度で、アルファベットは1年かけて習います。

入学する学年は日本と違って柔軟に対応

学校ではそんな具合なので、1年生であれば言葉の吸収が早い子であれば日本から来てドイツ語ができなくても、通常クラスに入ってもついていけるケースもあるでしょう。3年生ぐらいになるとドイツ語の学習内容が高度になってくるので急に通常クラスに入るのはかなり厳しいと思います。

まったくドイツ語ゼロからの子の場合、普通は市の担当者や学校の先生と相談すれば、入学を1年遅らせて幼稚園に1年間通わせるか、すでに就学年齢になっていれば、学年を落とすなどして子供への過度の負担を減らしてもらうことが可能です。

最近は移民の子の対応で初歩からドイツ語を集中的にやる別クラスがある学校も増えているようなので、ドイツ語が出来ない外国人生徒ということで、そちらに入れられるケースも聞きます。

ドイツ人の子供でも、8月、9月生まれ、つまり学年で誕生日が遅い子の場合は、親の希望で入学を1年遅らせることもよくあるので、1年遅く学校に通い始めてもあまり目立ちません。

後から語学が追いついて内容的に簡単になってつまらないぐらいにまでなったら、ドイツの学校は飛び級も可能なので、子供のレベルに合わせた学年で勉強することができます。

校区は決まっているけど変更も可能

うちの市のケースしか知りませんが、一応住んでいる場所によって学区があるので学校の変更申請などしなければ普通はその小学校に入学します。

公立でも学校によって教育コンセプトがかなり違ったりします。全日制のみだったり、学年ごとのクラスではなく縦割りのクラス編成だったり、英語に力を入れている学校などの、特徴がある学校を希望するために学区を変更して入学する子もいます。

家を建てていたりして小学校の間に引っ越しが決まっているような場合にも、最初からそのように申請をして引っ越し先の学校に入れる人もいます。

何かの理由で絶対にその学校に入れたい、という強い希望があるのであれば、最初からその学校の校区内で家を探すのが確実です。校区以外の学校に変更してもらう場合は、その年の就学児童の数など運に左右されます。上の兄弟がすでにその学校に通っている場合も優先されるそうです。

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