タダ同然でパスポート写真を用意する方法

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自分でパスポート写真を撮影して印刷する

まだスマホもなかった頃には自分でデジカメで撮影した写真をパソコンに取り込み、画像サイズを加工して、dmのオンライン写真サービスに注文してプリントして、と結構な手間をかけて自分でパスポート写真を作ってました。これはそれなりに知識が必要だったし、時間もかかってけっこう大変でした。

ドイツも写真屋さんで証明写真は撮ってくれますし、駅やスーパーなどに証明写真を撮影できるボックスはありますから、そういうのを利用するのもいいでしょう。でも、今はスマホがあればアプリですごく簡単に格安で綺麗な証明写真やパスポート写真が出来るので、その方法をご紹介します。

お値段はなんと、6枚で8セント!そして、全部違う写真で作ることもできます。実に簡単でしかも激安。

写真屋さんで撮影してもらう証明写真はドイツで一度だけ試してみたけど、それはもう酷い仕上がりだったので2度と行きません。美的センスが合わなかったというか、アジア人の顔なんていかにもみんな同じに見えてるっぽいチョイスで、なぜよりによってこの写真を?みたいなのがお高〜い値段で手に入りました。選ばせてもくれなかったし。1枚はしぶしぶ使ったけど残りは2度と見たくなかったので破り捨てました。地味な嫌がらせだったんでしょうか。自動の証明写真ボックスも2度ほど使いましたけど、こちらのほうが自分で写真が選べる分まだよかったです。

それに比べてスマホの自撮りで撮影すれば、何度も撮り直しができるます。しかも、撮ってみて今日の顔が好きじゃないとか、この服の色は顔映りが悪いとか、自分で画面上で見て納得がいくまで試すことができます。

スマホカメラの画質がイマイチだった頃は、子供の撮影はわざわざデジイチで撮影していましたが、最近のスマホカメラはすごいです。もう何年もデジイチの出番なし。自分と子供の証明写真やパスポート写真はいつもスマホカメラを使って撮影するようになりました。

自分で証明写真をプリントしはじめた最初の頃には、これじゃダメだと言われるかと思ってドキドキしていましたが、そんなことは今までにドイツでも日本でも1度もありません。日本のパスポートも、子供のドイツのパスポートも正々堂々と6枚8セントの写真で申請してます。

わたしは元々、機械でもカメラマンでも、証明写真を撮りに行くのが大嫌いだったので、この方法を見つけてよかったです。慣れてしまえば本当に簡単です。

証明写真アプリを使えば簡単に正確なサイズに

スマホで規格に合った写真を撮影したら、アプリを使って必要なサイズに写真を加工します。日本語だと証明写真アプリ、ドイツ語だとID FOTOという名前のアプリです。パスポート写真ができるなら他のアプリでも構いません。

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.gr.java_conf.siranet.idphoto&hl=ja&gl=US

スマホでパスポート写真を作る方法は、ドイツに提出する場合でも日本でのやり方と同じで問題ないので、日本語で書かれた説明を参考にしても大丈夫です。写真を実際にプリントする段階がドイツだと違うだけです。

明るさやコントラストの設定もこのアプリで簡単にできるし、その前にスマホで撮った写真を別のアプリで修正することも可能です。(ただし顔認識ができないような加工はNG)

パスポートサイズの写真であれば、1枚の写真に6枚印刷するのがおすすめです。いつもプリントはdmで10x15cm (10er)に設定して、写真1枚のに証明写真6枚を入れるようにしてます。プリントする写真の枚数自体は変わりませんから6枚入れるとなんか得した気分です。10erがおすすめなのは、店舗のプリンターでもオンラインでも両方で使える規格だから。

子供の分と大人の分など、複数の証明写真が必要な場合は、1枚の写真に複数の人の証明写真を編集して1枚でプリントすれば、家族全員分印刷しても、印刷代は写真プリント1枚分しかかかりません。

パスポート写真の規格は日本に合わせておけばドイツでもOK

ドイツのパスポート写真もBiometrisches Passbildになって日本とほぼ同じ規格になりましたが、余白の規定がなかったりしてちょっと違います。

ドイツのパスポート写真の規格–> https://www.biometrisches-passbild.net/

こちらは日本のパスポート写真の規格として現在使われている規格です。余白が厳密でちょっとドイツのざっくりしたのと違いますよね?なので、ドイツ国内で日本のパスポートを作る時にドイツの写真やさんなどで撮影してもらうと、日本の規格に合っていない可能性があるので要注意です。

ドイツ国籍がある子にドイツの子供用パスポートやパスポートを作るときも、日本の規格にあわせて作ったものを提出しましたが、全く問題はありませんでした。逆にドイツ規格のパスポート写真を日本のパスポートに使いたい場合は余白が規定の規格に沿っていなかったりしますので、同じ写真を両方に使いたい場合は日本の規格で作るといいと思います。

dmの写真プリントサービス

急ぎのときは店舗でデータを入れて直接印刷

dmでもロズマンでも、ドラッグストア系のお店にはUSBスティックやスマホからデータを読み込んでその場でプリントできる機械が設置されています。これはこれでその場でプリントできるから、大変便利。この写真も急ぎで必要だったときに証明写真として使ったことがあります。ちゃんと受け取ってもらえました。

DMプリント料金一覧
dm店舗の写真プリント料金一覧表(一部抜粋)

こちらでプリントすると、10×15サイズで1枚27セントです。最大のメリットは安いのと、その場ですぐに出来ること。画質はそれなりです。

オススメは自宅か店舗からラボに注文、店舗受け取り

でも、わたしはパスポートやそのほかの証明写真は、たいてい自宅のパソコンからオンラインで注文して店舗受け取りにしています。なぜかというと、店でのプリントと、ラボでのプリントのクオリティがぜんぜん違うから。自宅郵送にすると送料がかかりますが、最寄りの店舗受け取りにしておけば送料はかからないので8セントというタダみたいな値段で綺麗な証明写真ができます。店の機械で、その場のプリントではなくラボに注文することもできます。

https://www.fotoparadies.de/

トップページ>Fotos> Fotoabzüge から jetzt bestellenボタンで写真の選択ができます。サイトでは注文する写真が100枚以上だと、専用ソフトのダウンロードを勧めていますが、1枚〜何十枚ぐらいならそのまま注文して大丈夫。

実際の注文画面がこちら。ひまわりの写真はダミーです。4つの選択項目が並んでいますが、わたしはこのデフォルトのまま。Anzahlが毎数です。証明写真アプリで使う規格はこれに合わせて10×15(10er)です。

注文するプリントのサイズと、アプリで設定した写真データのサイズを統一して注文すれば仕上がりの証明写真のサイズはぴったりに仕上がってきます。アプリのおかげでカットする目印になる線までついてくる。

デメリットは、仕上がるまでに何日か時間がかかること。しかも時期によって仕上がりの日数はすこし違います。休暇の後など注文が多いときには注文から1週間ぐらいかかることもありました。余裕を持って必要な日の10日ほど前には注文するようにしています。

Rossmannには証明写真のオンラインサービスも

dmと並ぶドイツのドラッグストア、Rossmannにも2.99ユーロで証明写真が印刷できるサービスがありました。ただ、これは写真は自分で用意しなくてはいけません。わたしは自分では試してみなくてもいいかなと思うので、ここでは簡単にご紹介だけ。

https://www.rossmann-fotowelt.de/passbilde

自分で使いたい写真を撮影するのはいいけど、アプリで編集したり、自分で注文するのが面倒だと感じる方にはそれなりにお得でいいと思います。

赤ちゃんのパスポート写真

まだ月齢の小さな赤ちゃんでもパスポートが必要になることがありますね。赤ちゃんのパスポート写真はやったことがないと撮影が大変です。

なにせ赤ちゃんのことですから連れて行って撮影するのは何かと面倒だし大変。家で機嫌のいい時を見計らって撮影するのが結局いちばん楽でした。

まだ座ることもできないような小さな赤ちゃんの撮影の場合は、カーペットの上に無地のタオルやシーツを敷いて撮影するのがおすすめです。下にカーペットがあると、背景用のタオルやシーツがずれてシワになりにくいんです。床に直接背景用の布を敷くと、滑って危ないし、赤ちゃんが手足をバタバタさせるとすぐにぐちゃぐちゃに。

また、マットレスに白いシーツをかけて撮影する方法もベビー用のマットレス、大人用のマットレスと両方試してみたのですが、やわらかいので背景にシワが入りやすかったり、窪んだところに影が出たり、撮影者の足元が安定しなくて立ちにくかったり、やりにくかったです。小さいマットレスだと動くと背景が切れてしまうし、大人のマットレスは上に立って撮ることになるので足元が安定しない。結局うまく撮れませんでした。

お座りできる赤ちゃんの場合は、白い壁の前でハイチェアに座らせて撮影しました。ドイツの家には白い壁が多いのでこれは助かります。この頃になると満面の笑顔になってしまったり、よだれをたらしたり、手足をばたばたと動かしてしまうので、可愛い写真は沢山とれるのですが、目的を達成するには、これはこれで大変です。たぶん100枚ぐらい撮影してやっと1枚か2枚使えるのがあるという感じでした。

最近は普通の写真から、背景を白などに変更できるアプリもありますが、子供のスナップ写真でパスポートに使えそうな真正面からの真顔の写真は、あまり偶然に撮れるものではないので、パスポート用に撮影することになるのだと思います。どうせパスポート用に撮影するのであれば、最初からなるべく加工しなくてもいいように撮影したほうが楽ですよ。

dmでは店舗でパスポート写真を撮影してくれるサービスがある

パスポート写真をdmでスタッフに撮影してもらって、その場で印刷してくれるサービスがあります。けっこう人気みたいで、実際に店舗で撮影しているのを何度か見たこともあります。

https://www.dm.de/services/services-im-markt/fotoservice/passbild-service-51462

お値段は6枚セットで6.95ユーロ。自分で撮影してラボでプリントしたら8セント。

わたしが見たときは撮影するときはdm店舗の写真プリントの機械がある横で、それ専用の場所に座って照明をつけて普通のdmのスタッフに撮ってもらっていました。研修は受けているかもしれないけど、外見はどう見ても普通のdmで働いているおばちゃんがカメラマン。近所のdmは写真カウンターがない店舗なので、いつもそんな感じです。小部屋や仕切りがあるわけでもなく、普通に買い物客がうろうろしている中での撮影です。最初に撮影してもらっているのを見たときはかなりビックリしました。

写真屋さんで撮ってもらうよりは安いし、撮影もやってくれるので、ドイツのパスポート写真ならこれも楽でいいかもしれません。でも、日本のパスポート写真が必要な場合に、余白までちゃんと規格に合わせてくれるかは分かりません。

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