幼稚園の子のお誕生日パーティー事情

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ドイツ人は平均的に誕生日を大人になっても日本人より盛大にお祝いすると思います。それにくらべたら幼稚園の子の誕生日パーティーは日本人的に普通な感じ。住んでるところや、行かせている幼稚園によって雰囲気もかなり違うと思います。でもとりあえず参考に、招待する側でなく、招待される側の幼稚園児のお誕生日事情について書いてみます。

3歳はまだ友達を招待して誕生日パーティーをする子は少ないですが、4歳以降は仲の良いお友達を招待したり、招待されたり。幼稚園児にとって誕生日パーティーに招待される、というのはけっこう重要なことみたいです。

招待する子供の数は年の数だけ、というのがまわりではよく聞くかな。4歳なら4人、5歳なら5人という感じ。実際そのくらいにしておかないと、大人数で元気な子たちがはしゃぎだしたら大変なことになります。3歳までのパーティーならともかく、4歳以降はふつう、親は子供を預けたらさっさと帰ってしまうので、開催する側の親は幼稚園の先生状態。

招待状

お誕生日の1週間前くらいまでに子供は招待状をもらってきます。そこには親の電話番号やメールアドレスが書いてあって、何日までに参加できるか教えてください。と書かれているので、受け取ったらなるべく早めに参加、不参加を伝えます。お迎えのときなどに会うことが多いので、その場で伝えてもだいじょうぶです。

子供が沢山いる前で誕生日パーティーの話題を出すのは招待されていない子のことを考えてわたしは避けるようにしています。

誕生日プレゼントの相場

これはパーティーの規模とか、おつきあいする家庭の経済状況なんかにもよって違いますが、うちのご近所の子たちのプレゼントの相場は10ユーロ程度。屋内の遊び場や遊園地などでパーティーする場合で15ユーロくらい。来てくれた子供たちにはお礼に小さなお菓子や風船などが入った「お返し」を渡すのが普通(あくまでもうちの幼稚園の子たちの間では)です。

誕生日プレゼントの選び方

招待状を貰って参加を伝えるときに、親に直接何かプレゼントの希望があるのかを聞きます。分からないから適当に、といわれることもありますが、具体的にレゴとか、ドラゴン関連の物とか、もっと具体的になわとびとか、読み聞かせ絵本のCDとか言ってくれることもあります。

値段がすこし安いと思ったら、わたしはシャボン玉液や肌に貼る子供用TATTOのシール、風船、小さなプレイモビールやレゴ入りの袋、シール、かわいい絆創膏などで値段の調整をします。

招待される側のプレゼントには普通はチョコレートやハリボの子袋などのお菓子類は入れません。なぜかはわかりませんが、自分も他のお子さんに用意したことはないし、子供もたとえオマケとしてもお菓子を誕生日プレゼントでもらうことはありません。いちばん多いオマケはTATTOシールとかわいい風船です。これは男の子でも女の子でも幼稚園児たちは喜びます。

それ以外にも、招待する側がおもちゃ屋さんなどに子供が希望するプレゼントをあらかじめ選んでおいて、招待される側がその中から選ぶという場合もあります。これはうちの子の幼稚園では人気がない制度なのですが、別の街のママはむしろそっちのほうが多いと聞いたこともあるので幼稚園によってかなり違うみたいです。

当日に着ていくお洋服

お祝いをする場所も、規模の大きいパーティーではお城でプリンセスパーティーや、ポニーの乗馬ができるパーティーなどもあるそうです。モットーパーティーで仮装をしていくなどの場合は招待状に書いてあると思います。屋内遊技場では滑り止めのついた靴下を持参などの条件があったりもします。ドイツ語ができないときは自力でも、誰かに聞いてもよいのでがんばって解読しましょう。

わたしのまわりでは控えめな「普通」のパーティーが好まれる傾向があります。そういうパーティーでは、洋服は普段着の範囲でのおしゃれです。女の子たちは張り切ってお気に入りのワンピースなどでおしゃれをする場合もありますが、それでもロングドレスを着るような子はいません。ありなのはチュールのスカートくらいまででしょうか。男の子だと普段着のほうが多いくらい。自分の子が招待されたら、普段着の中ですこし新しいものを着せるくらいで行かせます。

宝探しなどでみんなで外で遊ぶこともあるので、車で行く場合も冬は外で遊んでも寒くない上着と帽子と靴が必要です。うちの子のパーティーでは、雨上がりで外が濡れていた日だったので冬用の長靴とRegenhoseを持たされてきた子もいました。宝探しはうちの近所の幼稚園児、5歳、6歳の子のパーティーでは定番です。

パーティー当日

当日は自宅でやる場合も、どこか別の会場でやる場合も、なるべく時間ちょうどに連れて行くようにします。遅れないほうがよい、というのは普通ですが、早く行き過ぎるのが意外と大変です。特に自分たちで準備をしているパーティーだと、ぎりぎりまで準備に忙しくしていることがあるので、絶対に言われた時間より5分以上前に行かないのが印象がよいと思います。

日本人の方に時々いるのですが、行き慣れていない場所で、時間厳守を気にするあまり約束の時間より10分以上早く着いてしまうような場合があります。これは子供の誕生日でも、食事やお茶に招待された場合でも、主催する側にはけっこう迷惑だったりします。断りなく15分以上早く来られたりすると、招待した側にはかなり迷惑だったりもするのでお気をつけて。

自分がパーティーをするときの経験からいえば、5分まえでも早すぎると思います。2分前ならOk,できれば時間ぴったりから数分遅れくらいが理想。(笑)

当然ですが、お迎えはすこし早めでもまったく問題ありません。実際、招待する側を何度か経験してみると、まわりの人たちも、開始時間ちょうどくらいに子供を連れてきて、お迎えは時間より5分から10分くらい早め~時間ちょうどに集中します。仕事の都合などで時間よりお迎えが遅くなってしまう場合は、たとえ10分くらいでもあらかじめそれでもいいか確認されました。そのくらいお迎えの時間は厳守です。

わたしは、子供をパーティーに連れて行く時は開始時間ぴったりを目指し、お迎えは終了時間5分前くらいを目指してます。

パーティーのその後

パーティーの後、特に改めてお礼を言ったりする必要はありません。当日や、翌日に親御さんに会ったときに、どうだった?お疲れ様、ありがとう、みたいな会話になることはあります。

はじめて自宅に招待してもらったりしたお友達は、子供も親も仲良くなりたいと思うようなご家族なら、いい機会なので、よかったら家にも一度遊びに来て、と声をかけるよい機会になります。

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