秋から冬に来るオルカーン(Orkan)という嵐

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ここ南ドイツだけでなく、今朝からものすごい強風の地方が多いんじゃないでしょうか。これはドイツのオルカーンという嵐。秋から冬にかけておこる嵐です。

いま来ているのはOrkan”Niklas”と呼ばれています。ハリケーンのドイツ版です。名前が付くんですね。ドイツ版Wikipediaによると、オルカーンには強さをあらわす12段階があるそうですが、ニュースでは聞いたことがありません。

毎年のようにオルカーンが来てすごい被害が出ると・・・いうわけでもありませんが、日本の巨大台風みたいに数年とか10年くらいの確立で、ものすごい強風が発生して森の木がバタバタと倒れて電車や道路が不通になったりするようです。今回のOrkan”Niklas”もこれまでにドイツ各地でけっこう被害が出ている様子。

主に倒木で線路がふさがれて電車がとまっていたり、道路が使えなくなってしまったりという被害です。オスナブリュックでは走行中のインターシティに倒木がぶつかったというニュースが流れています。鉄道はミュンヘンーアウグスブルク間も止まっちゃってますね。

今朝は子供の幼稚園でも庭の10メートルくらいの木が見事に倒れて赤と白の立ち入り禁止テープが倒れた木のまわりに張られていました。いつも子供が遊んでいる場所にどーんと倒れていたので、子供たちがいたら危ないところでした。雨でも雪でも外遊びさせる幼稚園ですが、オルカーンのときは強風で危ないので外遊び中止です。

ここらへんは雨はたいしたことなくって降ったり止んだりで地面も半分乾いているけど、風がとても強い。

窓にぴったりくっつくタイプのシャッターみたいな雨戸ならいいんですけど、ブラインドみたいになっているタイプの家は下ろしたままにしておくと風ですごい音がするし、運が悪いと壊れますから上げておいたほうがいいかもしれません。

庭やベランダで倒れたり飛んだりしそうなものはきのうの間に片付けておきました。そのへんは日本の台風対策と同じです。午後には弱まるって言っていたのにうちのほうはまだけっこうな強風が吹き荒れてます。

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コメント

  1. ちびすけ より:

    初めまして。

    この嵐が毎年来るものと知って驚き、突然コメントしてしまいました。
    しかも名前が付いているなんて知りませんでした。私はドイツ語がわからないので、ドイツのニュースはほとんど見ないんです(^^;;

    私は現在北ドイツに住んでいますが、こちらも荒れています。
    私も昨日から必死に庭の遊具を片付けました。

    怪我なく、無事にこの嵐を乗り切りたれたらいいですね!

  2. AKO より:

    ちびすけさんはじめまして。こちらはさっき雪が降ったりしてましたが風はすっかり止みました。オルカーンのこと知らないとびっくりしちゃいますよね。

    わたしもニュースはあまりチェックしないけど、嵐になってアラ?と思ってみたらオルカーンの二クラスくんでした。