コールラビ(Kohlrabi)の種類と食べ方

外国に行って何がテンション上がるって、わたしはスーパーマーケットです。観光地もいいけど、やっぱりその国の人が食べたり使ったりして生活してる全てが詰まってるから、面白い!

最近ではドイツのスーパーよりむしろ一時帰国の日本のスーパーでテンション上がりまくりの買いまくりですけど、ドイツのスーパーも来てすぐのころは楽しくてたまりませんでした。

日本であまり見かけない野菜は最初はちょっと買うのに勇気がいりますね。そんな野菜をいろいろご紹介します。

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コールラビ(Kohlrabi)

コールラビは、葉っぱが丸い本体からにょきにょきと生えていて、ドイツのスーパーではそのまま売られていることが多いです。普通は葉っぱと茎は食べないので、スーパーでむしり取って、野菜売り場のゴミ箱に捨ててしまいます。

葉っぱがついたままだと水分が逃げやすいので、保存するにも葉っぱは取っておいたほうがよいみたいです。買って来てすぐに食べないときは袋に入れて冷蔵庫で保管します。(すぐ下の画像は紫色のコールラビ・バイオレット)

日本のスーパーではコールラビは見たことがありませんでしたし、わたしが行くドイツのスーパーでは普通に見かけます。収穫は露地物はドイツでは大体５月～１０月だそうですが、それ以外の時期にもけっこう出回っているように思います。

味はブロッコリーの芯の部分みたいな感じですが、もうちょっと土臭いというか、独特のにおいがあります。生で皮を剥いてそのまま食べられますし、茹でたり蒸したりしても食べます。日本語でもネット上にいろんなレシピあります。

うちの子供たちは残念ながらみんな苦手です。ブロッコリーは食べる人たちだけど、今のところ何を作ってもコールラビはダメでした。

わたしが好きなのは、細長く切ってドレッシングとあえてサラダとして食べる方法。味噌汁に入れても、煮物にしてもいいんですけど、わたしはどちらかというと生の味が好き。

合わせるサラダドレッシングは和風とか唐辛子入り黒酢中華風とかが好きです。梅干しとも相性がいいと思います。グリーンサラダに混ぜてもいいけど、同じように千切りにした人参と混ぜると沢山食べても飽きません。

大学生が皮だけ剥いたコールラビをおやつに持ってきて、休み時間にガリガリと食べているのを見たこともあります。試しに真似して丸かじりをしてみたけど、食べにくいし、持ちにくいし、多すぎるし、せめて輪切りぐらいにしたほうが美味しく感じます。

にんじんやキュウリと同じように、皮を剥いて食べやすい大きさにカットして、幼稚園や学校のお弁当に入れる人もいます。(うちの子供は好きじゃないので入れませんけど。)

ネットで見たレシピで、コールラビと肉団子のスープ、チキンとにんじんとコールラビのキッシュはいつか作ってみたいなと思ってます。

簡単なところでは味噌汁やラーメンの具としてコーラビを入れてもけっこう普通に使えます。

試しにおでんに入れてみたりもしましたが、こちらも意外と美味しい。おでんに入れたときは、大根の下ゆでをするときの最後のほうにコールラビを軽く下ゆでして、ダシの入ったおでんの鍋に投入しました。おでんの具が足りないときには重宝します。

火の通ったコールラビは甘みが増して美味しいんですけど、やっぱりわたしは生の味のほうが好きですね。

普通のコールラビは日本でも知ってる人もいるみたいですけど、これはどうでしょうか。なんと色が紫のコールラビです。(ドイツ語ではコーラビって感じに聞こえます。ラはＲですから日本人にはちょっと発音しにくいです。)

マルクトは引っ越して遠くなってから行かないけど、あるのかな?とにかく、この紫色のコールラビは、スーパーでハロウィン前にそれっぽい料理ができそうな色の野菜が沢山入荷されてて、そのひとつとして売られてました。

普通のコールラビと同じ値段だったし、大きさも手ごろで美味しいかも、と思って買って帰って皮を剥いてみると・・・・。

まったく普通の緑のコールラビみたいになっちゃいました。(泣)

味も普通のコールラビでした。

ウサギとかハムスターには、コールラビはえさとして与えてもよいそうです。本体も皮を剥かずに切って与えてよいし、茎や葉っぱも食べます。

スーパーの売り場でほかの人が捨てた各種野菜の葉っぱを袋につめてもっていく人もよく見かけます。捨てられた葉っぱを持っていくのは受け入れられているみたい。(いくら捨てるものだからと言って売り物の葉っぱを取ったりするのはダメです。)

時々、スーパーに入ってきて野菜売り場のゴミ箱からえさになる葉っぱ等を選んで袋にパンパンにつめて、何も買わずにレジを通って帰っていくおじさんやおばさんも見かけます。有効利用で合理的。