水まわりのカルキの落とし方、洗剤の種類や掃除道具など

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ドイツの水が硬水だから、カルキがたくさん含まれている、というのはかなり有名な話です。知らなくても硬水の地域に住めば普通はすぐに気がつくはず。だって、台所で水を使ったらシンクに残った水滴が乾いて白くカルキの跡が残るんですもの。(ドイツ国内でもかなり地域差があります。)

このカルキをいかに取るか、というのが軟水の国の日本人のわたしにはドイツに来てしばらくコツがわかりませんでした。日本でも築10年以上の家の風呂場や洗面台などにはカルキが付着してきますが、ドイツでは10年などといわず1ヶ月でも1週間でもきちんと掃除をしないと、カルキが石のように水のたまるところに溜まってしまうんです。

カルキ取りの洗剤やお酢は手が荒れますから、カルキ掃除の時は、手荒れ対策に手袋着用をおすすめします。

基本はお酢

カルキを取るために絶対的に有効なのはお酢。重曹を使う、という日本人の方のブログが沢山出てきますが、わたしはカルキにはお酢系だけで十分だと思っています。

ドイツの主婦(主夫)は、ほぼ必ずお酢を家庭の掃除に使っています。お酢は普通の食用のものでも使えますが、濃縮した酸度の強いものがスーパーの食品売り場に売られていますから、掃除にはこちらが便利。

カルキ掃除に使うお酢

メーカーはいろいろありますが、大体こんな小さめの透明なビンに入っています。SURIGというブランドの物が有名っぽいですが、 Essigessenzであれば普通はどれでも25%の濃度。普通の食用のお酢が大体5%ぐらいなので、かなり強力です。安いので惜しまずに使えるのがいいです。

掃除用のお酢

あいにく空になるまで使ったビンしかなかったので、こんな画像で失礼します。

掃除用として広く利用されていますが、このEssigessenzは食品の酢のコーナーにあるように、食用にサラダドレッシングなどに使うこともできます。SURIG社のウェブサイト(ドイツ語)にはレシピなども紹介されています。(わたしは胃に悪そうな気がするので食用には使っていません。)

頑固なカルキは、これをしみこませたキッチンペーパー、上から乾燥防止にラップをかけて、30分、1時間~数時間と様子を見てカルキを溶かしてしまいます。カルキだけでなく、ゴム部分などが酸で傷んでしまわないように、お酢パックの時間にはかなり気をつけています。怪しそうなところは最初からお酢パックはやりません。

ただ、普段からこまめに水周りの掃除をしていると、このようなお酢を使う大掃除の機会はぐっと少なくなります。

シャワーヘッドにカルキが付着したときにお酢を溶かしたバケツに浸したり、蛇口の金具のカルキを取ったり、電気の湯沸しポットの中のカルキを取ったりぐらいでしょうか。

お酢が配合された洗剤が便利

お酢を掃除に使うと、もろお酢!というすっぱい匂いが立ち込めます。妊娠中などは特に辛いです。それが若干マイルドになって、泡立つので掃除が楽しく、ほんのり別の香りもついた洗剤が存在します。

フロッシュ(Frosch)のお酢配合洗剤(Essigreiniger)

わたしが愛用しているのは、こちら。日本でも食器用洗剤で有名なFrosch社のEssigreinigerという商品です。寝かせて写真を撮ったので、液体部分が見えませんが、うっすら黄色く着色してあって、酢の匂いはあるけど、レモンっぽい香りがつけてあります。(今売られているのはボトルが透明になって若干デザイン変わっています。)

お酢配合の洗剤Froschより

こちらの画像なら見えるでしょうか。

Frosch社のお酢配合洗剤

以前はdmの風呂掃除用洗剤、トイレ用洗剤を使っていたのですが、最近ではバスルームのトイレ、バスタブ、洗面台の掃除はこれ1本で済ませるようになりました。

説明には、このFrosch Essigreiniger の洗剤60mlを、5Lの水に溶かして使うと書かれています。ただし、特に汚れがひどい場合は、原液の使用もオッケーだそうで。実際に原液で洗うと、ごっそりついたカルキも高濃度のお酢を使ったかのように溶けます。

お酢のにおいがするので最初はちょっと慣れませんでしたが、適度な泡立ちがあるのでお酢のようにすぐに流れてしまわないし、ある程度泡で掃除している場所が見えやすいので、使いやすい。しかも洗った後は、普通の専用洗剤(お酢なしタイプ)のものよりもピカピカ、ツルツルになります。

最初わたしがこれに手をだしたきっかけは、dmのバスタブ用のスプレー洗剤の匂いがあまりにも強くて気分が悪くなって使えなかったことです。使うと家中がその匂いに。なぜあれほど匂いがきつかったのかは分かりませんが、バスタブはある程度きれいになるものの、締め切ったバスルームで数分いると耐えられないぐらいの香料。それに比べたらお酢のにおいなんてかわいいもの。しかも仕上がりは、こちらのお酢配合洗剤のほうがきれいです。

カルキのない水栓

フロッシュ(Frosch)のお酢配合洗剤(Himbeer-Essig, Anti-Kalk) 2017.09

こちら、2017年に新発売のラズベリーの香りのカルキ取りスプレーです。上のレモンの香りのEssig-Reinigerよりも、酢のにおいがかなり抑えてあって、ほとんど臭いません。名前通り、ラズベリーの香り。

この色と匂いが気になって試してみました。

ラズベリーの匂いのカルキ取り洗剤

スプレーになっているので、広い面積のカルキ取りよりは、パッケージの写真のように、シャワーヘッドや水栓のまわりのカルキを取るのに適しています。

表のパッケージ

カエルの絵がドイツの今風って感じです。

ノズル部分

サラサラしていなくて、少しだけ粘り気がある感じで、水栓のまわり、下などにいつも水が残ってカルキが溜まりやすい場所にスプレーしておくと、そこで溜まってくれます。

使い方をなんとなく訳すると、カルキの気になる場所にスプレーして、すこし置いてから濡れたふきん(ぞうきん)で拭き取るか、水で流して、乾燥したふきん(ぞうきん)で拭き取る、と書かれています。

裏面の説明書

すこし置くっていう適当な説明ですが、洗剤液をかけて数分~10分ぐらい適当に放置して、水で流すと、感動。ちゃんとカルキ落ちてます。

こんな女子っぽい匂いとピンクな見た目で、擦らずにこんなに取れちゃっていいのかしら?というぐらい、パワフルにカルキを取ってくれます。

お酢の匂いがほとんどしないから、お酢のにおいが苦手と言う人には最高ですね。(妊娠中のつわり時に出会いたかったです。)欠点は、広い面積に使いにくいこと、値段が高いこと。

ピンポイントで楽にカルキを落としたい時に使ってます。

台所のステンレスのシンクにはPutzstein

あまりいい動画がなかったのですが、ステンレスのシンクにはPitzsteinという固形クレンザーのような洗剤が便利で愛用しています。ドイツにもクレンザーあるんですけど、どうもあの不透明でドロっとした感じが好きになれません。(すごいわがままな理由ですが。)

この動画では、元のシンクがきれいすぎて効果がいまいちわかりませんが、普通にカルキや油分、茶渋などで汚れたシンクが、このスポンジにとった洗剤で軽くこするとみるみるきれいになります。

溶かしてとるお酢とちがって、研磨して取るタイプの洗剤ですから、仕上がりがピカピカになって気持ちがいい。この洗剤をバスタブや洗面台に使うこともできるのですが、好みでなんとなく使い分けをしています。

わたしのように手が荒れやすい人は、このPutzsteinを使うときはゴム手袋を着用してほうがいいですよ。

このPutzsteinで磨いた後、さらにEssigreinigerで仕上げ磨きをして、水でゆすいで、その水分も拭き取るという作業をすると、ドイツ家庭のようなピカピカシンクに仕上がります。ここまでやっておくと、普通に水分を拭き取ったときも、汚れが落ちやすい気がします。

台所は主婦のステイタス

こうやってみると、ものすごいシステムキッチンを持ちながら、「後片付けと掃除が面倒だからあまり料理はしないの」と言う人が現れてくるのも理解できるようになってきます。パンだけの食事なら食洗機もあることだし、毎日シンクを磨き上げる必要もありませんから。

きれい好きのドイツ人は水周りのカルキをとても気にする

お義母さまはドイツ人

同じドイツ人でも、主婦をやっている元気なおばあちゃんと、学生寮で暮らす若い学生では掃除の基準がぜんぜん違います。

でも、嫁としてドイツ人の義理のお母様を迎えるとき、水周りのカルキはけっこう大事な掃除ポイントかなと思います。

普段からきちんと掃除をして、使うたびに水分をふき取っているシンクと、日本の感覚であまり気にせずに使っている台所の差は一目瞭然。蛇口周りの金属部分にカルキ汚れがついている、しかも根元部分にはカルキが溜まっている、っていうのは几帳面なドイツのお義母さまだと「気持ち悪い!耐えられない!」と思われるかもしれません。

トイレの汚れとか、当然の部分を抜かせば、義理の両親などドイツ人を家に迎えるときは、できる範囲で水周りのカルキをきれいに掃除して取っておくことをお勧めします。(他にも、散らかっているの基準の差など問題はありますが。)

洗った物を荒いかごに置いておけない理由

きちんとしたドイツ人は、食器などを手洗いしたときに、絶対に洗ったものを洗い籠に濡れたまま放置したりはいたしません。しっかりふきんで食器の水気を拭き取り、棚に片付け、洗い籠の水分も拭き取り、ついでにシンクや洗い籠を置いていた場所の水分もきっちりと拭き取ります。

これはたぶんカルキのための習慣です。というのも、水滴を乾くままにしておくと、カルキがすぐに固まって跡が残り、それが数日でかなり汚いことになるから。義母の目以外にも、ドイツ人の奥様方がきっちり後片付けをするにはカルキの強い水という理由がありました。(たぶん)

きっちりやる人は、昔、日本の学校の家庭科実習でやらされた後片付けのように、細かいゴミもぜんぶ捨て、シンクをピカピカに磨き上げ、水分もスポンジのようなふきんできっちり拭き取ります。

それをシャワーを使った後、洗面所を使った後、水回りのあらゆるところでやるんですから、几帳面なドイツ人は大変です。台所を汚したくないから、と料理をする回数を減らしたくなるのが分かります。

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コメント

  1. りんいずママ より:

    初めまして。今年7月末から主人の転勤でデュッセルドルフに引越てきました。
    バスルームのガラスのカルキ取りを初めてやってみて、浴そう用洗剤ではさすがに取れなかったのでどうしようかと検索していたら、こちらのサイトで親切に教えて下さり有難うございました!
    早速カエルの洗剤を買ってみますね!

    • AKO より:

      はじめまして。コメントありがとうございます。デュッセルドルフは日本製品やレストランや美容室が充実していてうらやましいです。バスルームのガラスのカルキは、やりがいがあって楽しそう。カルキ取りマニアなので、聞いただけでわくわくします。