ご近所の離婚、別居、再婚、恋愛事情

スポンサーリンク

ドイツ人と国際結婚をしている人でも、離婚をしたいとか、した、とか言う話は日本人同士の夫婦よりも明らかに多いです。子供がいたり、生活の基盤があったりして離婚後もドイツで暮らしている日本人が知っているだけで身近に4人。みんな日本人女性ですが、大和撫子というよりは強くて逞しいドイツ人化した女性たち。そのうち3人はかなり大きくなった子供もいます。

日本と違ってドイツは離婚に別居期間や裁判が必要でお金も時間もかかりますから、ドイツ人と恋愛中の若いお嬢さんや若い男性はそのあたりとりあえず少しは勉強してから結婚するといいですよ。(パートナーに知られないようにね。)

ご近所は30代~50代の子育て世代が多い住宅街なのですが、この世代の分かれた、という話がとにかく多いのに驚きます。

そして分かれた、と思ったらいつのまにか元奥さんが妊娠していて新しい彼氏と一緒に歩いていたり、元夫のほうも新しいガールフレンドと歩いていたり、かと思うと子供の世話は元夫婦で分担しているので3人で一緒にいることもあったり。

子供がいると分かれても元夫婦で協力して養育するのが普通なので、とにかく人間関係がややこしいのです。

うちの幼稚園の子供のお兄ちゃんは母親違いのお兄ちゃんが外国に留学する、なんてつい半年ほど前に言っていたと思ったら、今度はその子の母親と父親も上手く行かなくなって、母親が先週から近所のアパートを借りて家を出たそうです。ということは、これから1年別居してうまくいけば離婚成立。4歳と1歳の子がいるのに、その気力と行動力に関心してしまいます。わたしだったら分かれるのが面倒だから少々我慢しても一緒にいたいかも。そう考えるあたりがわたしもまだまだ日本人なのかもしれません。

分かれている人たちがいる一方で、くっついている人たちもいて、別のご近所の30歳そこそこのシングルマザーは、同じくご近所の1人暮らしの男性とよい中になって楽しく恋愛中。2人の小学生の子がいるのに、フルタイムで仕事をしているのに、この余裕は何なんでしょうか。

その上の階に住む男性は1人暮らしで、元奥さんとの間に生まれた2歳と4歳の子供が時々泊まりにやってきます。

ドイツ人と恋愛結婚して離婚しても、子供がいないのなら話は比較的簡単ですが、子供がいると両親に養育権があるのが普通なので相当面倒なことになります。

そもそも離婚するのにも1年間の別居が必要ですし、離婚して相手に収入がなくて生活に困るようなことがあれば生活のサポートもしないといけませんし、離婚裁判に貧乏な学生の友人ですら1000ユーロかかった(収入によるそうです)という話も聞きました。

未婚の母となった友人は結婚すらしていないのに、ドイツ人の元彼氏がまだ幼い赤ちゃんに面会する権利を主張したため、週に1度は嫌々赤ちゃんをミルクやオムツと一緒に数時間元夫に渡しています。

知り合いの大学教授で無責任に若い助手と一緒になるために家を飛び出して、奥さん子供には生活費も面会もしない、などと奥さんの友人女性が言いふらしている人もいましたが、それが本当ならそんなドイツ人もいるのかもしれません。

でも普通は離婚しても子供たちは別れた父親と母親のところを行ったり来たりしているのが普通です。(どちらかと一緒に住んで、週末別の親のところへ行ったり、休暇を過ごしたり。)

なんとも波乱万丈なドイツ人の恋愛事情。まぁ人それぞれではありますが、全体的にみなさん30代、40代になっても体力すごいな、と感心します。

とりあえずドイツ人と子供を作ってしまうとその人との付き合いは一生になる、と考えておいたほうがよさそうです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする