ドイツで幼稚園に行かせると、午前中の昼食前までの保育でも、Frühstück(朝食)を持たせるところが多いんじゃないでしょうか。これはうちの子が行く幼稚園では9時半~10時頃に食べているようです。
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出かける前の朝食は軽く、9時~10時頃に2度目の朝食を
日本人であれば朝食をしっかり食べたら、普通はお昼ご飯まで何も食べません。まあわたしみたいに主婦で家にいれば10時におやつ、とかもこれまた普通ですけど、学校や会社に行く人なら朝食の次は昼食。
でも、ドイツ人は朝が早いこともあって軽くコーヒーだけとか、シリアルとかで済ませておいて、10時ぐらいに家から持ってきたサンドイッチとか、ブレッツェルとか食べる人多いんです。学校でもそのための時間が取られています。幼稚園もそれと同じってことです。
持たせないほうがよい食べ物が指定されていることも
幼稚園によって、持って行っていいものは違います。何を言われても気にしないという家庭もありますが、一応持ってこないでください、というものがある幼稚園ならそれに従うほうがいいかと思います。
うちの幼稚園の場合は、子供が自分で簡単に手で食べられるものということになっていて、お菓子やチョコレートバーやケーキなどは禁止です。
日本風のお弁当は食事事情をよく考えて
タイトルの日本語ではお弁当と書いていますけども、ドイツ語ではVesperと言って、軽食です。ちゃんとテーブルについて食べることもあるようですが、お天気がよければ庭で食べたり、食べたくない子は食べなかったり、うちの園ではかなり自由。
日本の幼稚園みたいに、きっちりしっかり食事として食べるわけではないので、先生の目がいきとどかないこともあるし、机のところで食べないこともあります。元々、手で食べられるという条件がある場合は、フォークなどの食器を使って食べるお弁当はやめたほうがよさそうです。
だから、しっかり日本のお弁当、みたいなのを持たせてしまうと子供は困ると思います。手で食べられるおにぎりなら持っていけますが、他の日本人のお母さんに聞くと、子供が珍しがられるから嫌がって持っていかないという人もいます。別の子は、好きだからいつもおにぎりを持っていっている、っていう子もいます。
うちの子もおにぎりを持っていったこともありましたが、朝から作るのも面倒だし(←本音)、食べこぼしもあるし、普段は持たせなくなりました。
おにぎりを見ると、子供だけでなく大人も「今日はおすしをもってきたの?」とか「それなあに?」とか言われるのでわたし自身もドイツ人ばかりのところでおにぎりを出して食べるのは嫌いです。空腹で食事がしたいのに、「これはすしではありません、」っていう低レベルのところからいろいろ説明するのが面倒で鬱陶しい。
これがドイツの普通のサンドイッチ
子供もパンが好きなので、大体ドイツの普通のパンをうすく切ってハムやチーズをはさんだり、蜂蜜やジャムを塗ったりしたサンドイッチを持たせます。ブレッツェルやブロートヒェンの時もあります。
他にもゆで卵、きゅうり、ミニトマト、スティックに切ったにんじん、丸いチーズ、小さなサラミなんかを持たせたり、フルーツも切ったりんご、さくらんぼ、洋ナシ、ぶどうなど季節のものでわりと食べやすいものを持たせています。ベトベトする果物などは別容器に入れてます。
ドイツの軽食用お弁当箱
お弁当を入れる容器はVesperdose, Brotdoseなどと呼ばれています。蓋が片側だけくっついたまま上に開くようになったタイプが主流みたいです。3歳になってすぐの子の場合、中の食べ物をこぼさずに自分で開けられるように、開け閉めしやすい形のものを選んであげるとよいと思います。
このタイプのお弁当箱は、少し大きなスーパーのタッパーやティーポットなどが置いてある棚に各種置いてあると思います。値段も3ユーロ程度で安いですが、近所のスーパーで買うとまったく同じものを持っている子も多いので、しっかりマジックで名前を書くといいです。
形は、サンドイッチに便利な平べったい形や、丸いパンがすっぽり入る形など、いろいろあるので、子供がよく持っていくものに合わせたタイプを選ぶと便利です。