ドイツ現地校、新学期(新学年)のための学校用文房具の大量購入

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まだ学校に通う年齢の子供がいなかった頃は、いつも夏の終わりに「ああ、そういえばドイツは秋からが新学年なんだなぁ」とスーパーに並んだペンや鉛筆削り、ノート類などの文房具特設コーナーを見てぼんやりと思っていました。うちにはいま小学生ふたりとギムナジウムの子がいます。

いまのわたしたち夫婦のこの時期の文具コーナーを見る目は真剣そのもの。そう、スーパーやミュラーなどの文具を扱う店では、新学期前になると文房具の特設コーナーが設けられ、各種メーカーの定番商品が並べられて、新学年SALE的なものがあります。

先生によっては新学期が始まってから文房具リストを配ってくるので安くなっているにもかかわらず指定の文房具が分からなかったりするんです。特別なノートとかは分からないので危険すぎて安くなっていても買えません。でもSALEでなるべく買っておきたいものがあります。

3人の子供がいるわが家の新学期の文具ショッピングの品をいくつかご紹介しましょう。

スティックのり

うちの学校だけなのか、ドイツ全校の小学校がそうなのかは知りませんが、とにかく頻繁に買って、なのに子供に「またなくなった」と言われるものナンバーワン、それはスティックのり。

小学校の持ち物にリストには、「のり3本」と書いてあります。なぜ同時に3本必要?とつっこむ気も起こりません。最初の子供の時はリストを見て間違い?と思いましたが、悲しいことに間違いではなくて、本当にひとりで3本持って行くんです。スティックのりを3本持って行く子供が複数いたら、、、お察しください。アマゾンで20本入りをポチろうかと真剣に悩んだぐらい今までスティックノリを買ってます。

最初は手も小さいし、3本も持っていくんだからと思って小さなスティックを買っていましたけど、結局すぐになくなるのでもう今ではUHUのスティックのり(Klebestift)40gサイズしか買いません。一体何をそんなに貼り付けているんでしょう。

これが現在のうちのスティクのりの在庫です。常に3本は用意しておかないと気持ちがやすまりません。そのぐらいのりは頻繁に持って行かれます。定価ではあまりにばからしくて買えません。

安い!と思ってとびついたスティックのりが「においがキライ(Pritt)」と子供に言われてしまったり。小さいサイズだったために汚して固まって自分で開けるのが難しいキャップだったり。たかがスティックのりでどれだけ失敗を重ねたことでしょう。

UHUのスティックのりは、柄がマリオだったりポケモンだったりして、喜ばれたり文句を言われたりすることもあります。でも、母はもう値段とメーカーと容量しか見ません。

小学校で使う太い色鉛筆はセットで買ったほうが割安だけど

1年生の使う文具リストに入っている7色だか9色だかの持ちやすくて太い色鉛筆。入学準備ではもちろんセットで買いますが、その後は赤、黄、青などよく使う色だけが必要になるので最初の子の時はバラ売りを買っていました。

これが高い。3本買うと12色セットが買えてしまうような値段です。なぜ小学校でそんなに色鉛筆が必要なのかといいますと、たぶん塗り絵がやたらと多いから。しかも面積が広大。A4の絵を全面びっしり塗るぐらいのボリュームのぬりえを1年間に何枚やったでしょうか。

小学校低学年では、課題が早く終わった子はぬりえをして待ってる、なんていうこともよくあるらしく、集中して課題に取り組める子はますますたくさんぬりえをすることになります。学校なのに。

バラ売りを3本ぐらい買った後から文房具SALE中にセットを買ってそのなかから必要な色を使うようにしていましたが、見てください、このあまり使わない色の束。この12色セットは今までにもう6回買っています。

こんなに余ってしまってますが、外に「ご自由にお持ちください」と出しておけばすぐに誰かが持って行ってくれる自信があるので、小学校の子がいなくなって必要なくなってからぜんぶ出すつもりです。なんだったら小学校の前で親が送迎にくる時間に出したい。

色鉛筆ほど数は使いませんが、パレットに詰めてあるタイプの水彩絵の具も1色で買うとすごく割高なので、同じようにセット買いして補充したり、全取り換えしたりして使ってます。

小学2年の後半以降は万年筆のインク

万年筆のインクもかなりな数で減ります。2年生の冬に万年筆で書くようになったら、初心者用の太い万年筆でたくさん字を書くようになるのでとにかくインクが減るります。6本入りをいくつも買ってあったのに、いつのまにかほとんど残っていません。

インク消しのペンも意外と買っています。ひとり1年に2本以上消費しているんじゃないでしょうか。最初の使い始めは消えるのが嬉しくて遊んでいる疑惑もあります。万年筆のインクも最初の頃はティッシュに染み込ませて遊んだり、ひたすら線を書いて遊んで真っ青になった紙がゴミ箱に入ってたりします。うちの子では万年筆初心者あるあるです。

最初はよく分からなくて同じメーカーじゃないとインク消しで消えにくいとかあるのかと悩みましたが、LAMYのインクもPelikanのインク消しでちゃんと消えてます。洋服やカバンについたインク汚れは石鹸で手洗いすると意外と綺麗に消えます。

ブックコートフィルム

これも日本の学校では家庭で用意する必要のないものですが、ドイツの学校に行かせているとけっこう消費します。新しい本が汚れたり傷んだりしないように表紙に貼り付ける透明のシールです。

ドイツの学校では教科書は学校から借ります。昔の図書カードみたいなところにその本を使った子供の名前が書き込んであります。教科書が新しくなった学年では、最初に使う子の家庭で保護フィルムを貼るのがマナーとされています。(厳しくない学校や先生なら、やらないで使う子もいるけど)

保護フィルムの貼り方は動画がたくさんあります。わたしの貼り方とは違うけど、知らない方の参考になると思います。

https://www.youtube.com/results?search_query=Sch%C3%BClb%C3%BCcher+einbinden+selbstklebefolie

うちは今年新しい教科書が多かった子がいたので、6冊もフィルムをかけました。カッター、カッターマット、定規があると作業が楽です。教育上親がひとりで苦労してやるのはよくないだろう、と思って子供に手伝ってもらいましたが、ほとんど役に立たなくて(ハギレを集めたり、ハギレの裏紙を剥がそうとしたり、剥がれたのを手に貼り付けて遊んだり。)寝てからひとりでやればよかったとちょっと後悔しました。

かなり前から使っていたので減っていましたが、持っていたロールが今回で全部無くなってしまったので、また安くなっているのを見つけたら買っておかなくてはいけません。

各種ノートは買いだめ危険

これうちの相方がやるんですけど、学校で指定されたノートをなくなったときのために余分に買う。これ絶対に余ってあとで困ります。やって欲しくないけど、安いものだからそんなところで突っ込まなくてもいいかなと言わずに何年も耐えているんですが、使わないノートがたまる、たまる。

ノートがなくなって新しいのが必要な時に子供ってあまり前もって言わないので、家に買い置きがあって助かることももちろんあります。ちょっと変わったノートは近所のスーパーには売ってなかったりするので、必要なノートが家の棚にあるとすごくラッキー!って感じるんですけど、実はラッキーはそんなに頻繁に起こりません。

学年や教科によって使うノートの書式はかなり種類があるので、結局2度と使うことのない書式のノートが積み上がっています。

日本製の素晴らしい文房具

ドイツというと質実剛健なイメージがあるくせに、意外と壊れる子供用文房具。鉛筆削り、ハサミ、定規、はたまた4年しか使わないランドセルを壊して買い換える子もいます。

プラスチック製品は全体的に壊れやすい。そのついでに言えば、水筒とか弁当箱なんかもプラスチック製が軽くて人気ですけど、子供が使うとけっこう割れます。でも金属製だと重かったり、落としてぼっこり凹んだりするんです。

日本の子供用ハサミは形も手になじむし、切りやすくて丈夫で大変優秀なので、わたしは小学校入学前に日本から持ってきました。あとは消しゴム。やっぱり日本の消しゴムは使いやすい。日本の鉛筆もいいけど、ドイツではほとんど使いません。

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