小学校のランドセルや持ち物

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ドイツと日本のランドセルの違い

ランドセルは、子供が嫌がらなければ日本のをそのまま使うこともできます。先生の方針によって違うかもしれないけど、日本のランドセルをそのままドイツの現地校で使っている子たちも知っています。

ドイツでまる4年間小学校にいく予定であれば、最初からドイツのランドセルを買うほうがいいとわたしは思いますけど、ドイツ永住の人でもわざわざ日本のランドセルを買う人もいますから、親と本人の好みで決めていいんじゃないでしょうか。

違いとしては、ドイツの小学校のランドセルは、日本のと比べてサイズが大きい物が多いです。横に水筒が入るポケットがあったり、お弁当箱が入る専用のポケットがあるのが便利です。

他の学校に通わせる友達のママと話してみると、学校によって持ち物の量が違うようですが、うちの子の学校は持ち物が多いので日本のランドセルだと小さくて全部入りません。(サブバッグを持たせればいいだけなんですけど。)

ドイツの小学校のランドセル

小学校は4年間で、ランドセルは基本的に4年間しか使いません。(5年生からは、ギムナジウムなど別の学校に進学するので、5年生からは専用にデザインされたSchulrucksack(学生用リュックサック)を使います。

ドイツランドセルセット
https://www.schulranzenwelt.de/

ドイツのランドセルは、冬は朝夕の薄暗い時間に登下校するので、安全を考えてリフレクターや蛍光色をふんだんに使ったモデルが沢山あります。

入学前に

  • ランドセル
  • 筆箱
  • のりやハサミを入れるポーチ
  • 体操服などを入れるバッグ(巾着タイプorボストンタイプ)
  • お財布

など4〜5点がおそろいの色柄でセットになったものを選ぶ人が多いです。日本の小学校の入学セットのように、布を買ってきて手作りしたりする習慣はありません。

ランドセルセットは全部合わせて150〜250ユーロぐらい。

筆箱は色鉛筆や万年筆も入るものを

筆箱も日本のと全然違っていて、小学生はラウンドファスナー。ランドセルのセットを買うと同じ色柄でついていて、色鉛筆などの中身も入っています。(学校指定のものと違ったりするので、必要に応じて中身を詰め替えます。)

色鉛筆や万年筆も入る筆箱

財布も必要

子供が小学校に入学する前は、お財布がなぜ小学校のランドセルセットについているのか分かりませんでしたが、うちの小学校では、親が焼いたケーキ等の販売が学校で行われる日があるので、子供の財布に小銭を入れて持たせています。

ケーキひとつ50セント、とからしいので、所持金は1ユーロもあれば足ります。売り上げは担当したクラスのクラス費になります。

校外学習などで財布が必要なこともあるので、自分の物だと分かりやすい学校用の財布があれば便利です。

教科書や算数で使うブロックなどは貸してもらう

日本の小学校のように、個人でお道具箱を購入して親が名前を書くなどという作業はありません。教科書もワークブック以外は学校から借りるので、書き込みなどをしないで大事に使います。

教科書が改定されて新しくなった年には、新しい教科書にカバーをつけてくださいと言われました。図書館の本のように透明の保護シート(シールになっているもの)を貼りました。誰が使ったのか、昔の図書カードのような紙が貼り付けて記入されています。

時々持って帰ってくる教科書を見る限り、保護シートのものと、ブックカバーをかけただけのものがありますので、うちの子の学校はどちらでもいいみたいです。

算数の小さな積み木みたいなブロックも借りて持って帰ってくることがありました。日本の小学校と比べて、自費購入しなければいけない物は少ないと思います。

リコーダーは習うので購入する学校もあるそうですが、うちの子の学校は使いませんでした。日本のと指使いが違う場合があるので混乱するようなら買い替えが必要かも。

体操服と靴は各自用意する

体育もあるので体操服と屋内の運動靴が必要ですが、うちの子供の学校は特に指定がなかったので動きやすい服と体操教室で使っていた裏がゴムの体操シューズを持って行っていました。子供が無くしたら困るので記名はしますが、指定の位置に布の大きさを守って名前を書いた布を縫い付けるとかはありません。

プールの授業もありますが、水着やタオルの規定はありません。市立プールにバスで行くので帰り道に寒くないように帽子を持ってくるようにという指示はありました。

学校によって色々違う可能性はありますが、全員が指定の体操服や水着を揃えるようなことはないみたいです。

お弁当箱や水筒が必要なことも

午後の授業がある子がお昼に食べる学校給食もありますが、お昼までの授業の子や、給食を注文している子供も、休み時間に食べる軽食を持って行くのが一般的です。学校によってはケーキは禁止、などの規則があることがあるので確認します。

水筒は必要な学校とそうでない学校があって、うちは通常授業の時は水筒は不要です。コップだけ持って来て学校に置いておいてくださいという学校です。

必要な文房具は新学期が始まる前にリストが配布される

入学前には入学説明会のようなものがあり、購入が必要なリストが渡されます。太い色鉛筆とか、各教科で使うファイルとか、絵の具とか、筆とか、のり・はさみとか、長い定規とか。

持っているなら日本の物を使っても大丈夫だと思いますが、絵の具はチューブタイプではなくてアイシャドウとかチークみたいにパレットになっているものだし、太い色鉛筆など日本人があまり目にしないようなものもあります。

リストを文具店に持っていけば店員さんがぜんぶカゴに入れてくれるので、最初からはさみなど持っている物に印をつけておけばそれ以外を選んでくれます。カゴを見てこれは持っているのが使えそうと思えば買わずに返せばよいのです。

教科によって色指定されたファイルとか、ノートとか、細々と沢山揃えないといけないのですが、文具だけなので日本の小学校入学前に必要な買い物よりもお金はかからないと思います。

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