学校の成績表(Zeugnis)の数字の意味

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小学校2年生の終わりにはじめての成績が出ると前回の記事に書きました。この時の成績は、シンプルに”1″とか”2″でつけられてくるのでわかりやすいです。

ドイツの成績の数字は、小学校から大学まで1がいちばん良くて、6が一番悪いです。1〜4までが合格、5と6は不合格です。

  • 1 sehr gut
  • 2 gut
  • 3 befriedigend
  • 4 ausreichend
  • 5 mangelhaft
  • 6 ungenügend

まずはこれがドイツの小学校から大学まですべての成績の基本なのでしっかり覚えます。1がいちばんよい成績です。日本で使われる書き方なら、「1 秀/2 優/3 良/4 可/ 5 & 6 不可」っていう感じでしょうか。

ややこしい小学校3〜4年の成績

1から6までのテストや通知表の数字の意味が分かっても、いざ子供が3年生以降に学校から成績表をもらって来たら、はて?数字にプラス、マイナス、ハイフンがついた成績が混じっているではありませんか。

ドイツで義務教育を受けて来たドイツ人の相方に、「”1-“と”1-2″と”2+”ってどれがいちばんいいの?」と聞いても「よくわかんない(ニッコリ)」と言われてがっくり。

Wikipediaの”Schulnote”の記述によると、小学校の成績の付け方は州によって違っていて、相方が子供の時に通った学校には、このような数字はなかったそうです。例えばうちのBW州ではプラスやマイナスのついた評価が公式に認められています。

2+ ist also ein „voll“ gut und 2− ein „gerade noch“ gut. Bei Verwendung von Nachkommastellen entspricht z. B. eine 1,7 einer 2+ und eine 2,3 einer 2−. In manchen Bundesländern (z. B. Baden-Württemberg) wird das „+“ oder „−“ als exakte Viertelnote gewertet; eine „2+“ entspricht dann der 1,75 und eine 2− der 2,25. Eine „1 bis 2“ (auch „1–2“ oder „1/2“) entspricht einer Dezimalnote von „1,5“. An manchen Schularten (z. B. Berufsschulen in Baden-Württemberg) dürfen Dezimalzahlen mit einer Nachkommastelle als Note vergeben werden.

https://de.wikipedia.org/wiki/Schulnote

ドイツ語が分かってもこの文章だと内容がいまいちわかりませんが、たとえばBW州では成績の0,25をプラスやマイナスで表現するということなので、合格点である1から4で成績がよい順番に書くと、

  • 1 (1,0)
  • 1- (1,25)
  • 1-2 (1,5) ← 1/2 とも表記される
  • 2+ (1,75)
  • 2 (2,0)
  • 2- (2,25)
  • 2-3 (2,5) ←2/3 とも表記される
  • 3+ (2,75)
  • 3 (3,0)
  • 3- (3,25)
  • 3-4 (3,5) ←3/4 とも表記される
  • 4+ (3,75)
  • 4 (4,0)

となります。ちなみにドイツは小数点が”,”です。

かっこの中はWikipediaの説明からわたしが付け足した点数で、これは成績表には書かれません。+とか-とか使わないで数字で書いてくれたら分かりやすいのに。

それから、小学校で1よりよい成績の1+(0,7)というのが存在するのかどうか調べたんですけどちょっとわかりません。何か分かったら追記します。

子供が学校から持って帰ってくる、成績表をいれた小さなファイルは、そこにどんどん新しい学年のものを入れて長く使うものなので、しっかりとしたつくりになっています。これは、受け取ったときに毎回、親が見たことの確認としてサインをして学校にまた返します。

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