ドイツの激しい寒暖の差に対応する子供の洋服

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先週30度を上回る陽気だったのに、今日の日中の最高気温は14度。このありえないような寒暖の差がドイツの春から秋には毎年わりと普通にありますよね。冬はいいんです。いつも寒いから。でもこういうお天気だと子供に着せる服にすごく困ります。

ワンピースとサンダルでも、日陰に避難してもアイスクリーム食べてても暑かったのに、次の日は午後も長袖に上にフリース着ても寒くて、フリースの裏地付きのジャンパーを着る。今はまたこんな感じ。

ドイツで3年くらい暮らせば分かるようになってくるんですけど最初の1、2年は慣れなくて外出先で寒すぎて風邪を引いたりすることもよくありました。分かってて慣れてるはずなのに今でも時々失敗します。

ドイツにこれから来る方、来て間もない方のために春夏の洋服選びのポイントをご紹介します。

一番使える服は薄手の長袖カットソー

日本では夏服の出番が多いので感覚が狂うんですけど、ドイツでいちばん活躍するのは長袖カットソーだと自分は思ってます。かといって夏服が必要ないわけではないんですけど、日本よりも夏服の出番は少ないと思って洋服を用意するとよいかと思います。

そして衣替えも日本みたいに暑くなったから、と何もかも片付けてしまわないほうが安心です。こんなふうに30度越えの後の15度とか珍しくないですから。

コンパクトにたためるライトダウンが便利

真冬の雪用スーツはさすがに洗濯して片付けましたが、薄手のダウンジャケットはまだまだ片付けられません。今日なんてわたし日本から持ってきたユニクロの薄手ダウンジャケットでしたし。6月なんですけどね。出先でも普通に冬にも着るようなジャケットの人とかいました。

ドイツ旅行やドイツ生活で気をつける洋服選びのポイント

地域によっても若干違うかと思いますが、ドイツの寒暖の差に対応するための洋服選びのポイントは、

  • 夏服の割合自体を日本(関東以西の感覚です)よりも減らす
  • 重ね着で調節できる服をそろえる
  • 薄手のジャケットやフリースは1年中スタンバイ
  • 夏でも朝晩10度くらいになる日があると想定して服を出しておく
  • 夏でもサンダルだけだと寒い日に対応できないので最低限もう1足は用意しておく

特に旅行で夏に人気のノイシュバンシュタイン城の辺りに行く方、ドイツで一番高い山で有名なツークシュピッツェはもちろん、山の上のほうでなくても普通に標高高くて朝晩とても冷え込みますから、そのへんよく考えて。自分の洋服もそうですが、子供は体が小さいから冷えは禁物。

寒さ対策が不十分で、膀胱炎になったりする子もいますから、季節にかかわらずドイツの激しい気温の変化に対応できる服を用意してあげてください。少し大きな子は日中の気温が上がると自分で上着を脱いで出先で忘れておいてきてしまうことも多いのでお気をつけて。

お気に入りの夏服は3月でも4月でも着せる

3月に夏服を着るような日は少ないですけど、4月5月になると夏の陽気になる日もあります。そんなときには急に露出が増えるまわりのドイツ人の若い男女のように、子供服も夏服をひっぱりだして着せることをお勧めします。

まだ早いから夏服が出ていないときは急いで出しましょう。絶対にまた寒くなるのは分かってますけど、暑い日にははりきって夏服を着ておかないと、次はいつ着られるかわからないし、下手すると真夏のはずの7月や8月が寒くて夏服の出番がない、なんてことにもなりかねません。

日本人の友達からいただく出産祝いは夏物のことも多いんですけど、ドイツでは1度も着せられなかった服もあります。単にサイズがあわなかったというよりは寒くて出番がありませんでした。無理にレギンスやカーディガンを重ねて着せてみたこともあるけど、ロンパースみたいな赤ちゃんの夏服は難しいです。Tシャツやワンピースならデザインによっては下に長袖カットソーを重ねてかわいく着ることもできます。

日本の感覚でいると予想できないドイツの気候

北海道の人はわりと日本の気候と似ている、と聞いたことがありますから、出身地によっても違うのかもしれません。本州と比べるとドイツ(これも地域差ありですが)ここは気温差が大きくて予測不可能みたいなところがあります。週間天気予報もあすの天気予報でさえもよく外れるので当てにできないってところも最初は慣れなくてよく振り回されました。

週間予報なんだからだいだい当たるだろう、っていうのはドイツでは間違いで、週間予報のくせに次の日にみるとがらっとかわっていることも当たり前です。明日の天気だけにしたらいいんじゃないの?と思ってます。天気予報は参考程度にしましょう。

こんなこと書いているとまた気温が上がりきって夜も暑い、なんて日が続いたりしそうですけど。とにかくドイツの気温はとても差が激しいです。暑いっていっても夜中に外気温が25度を上回るなんてことは、たぶんこの辺りでは経験したことがないです。

あと、日本人として感覚がなかなか慣れないのが、北が寒い、南が暖かいではないこと。ドイツは南のほうが高度が高いので、南部のほうが北部より寒い傾向があります。オーストラリアみたいに南半球だと分かりやすいんだけど、北半球なのでなんとなく北のほうが寒いんだろうって思ってしまいます。でも南のほうが寒い。日照時間はふつうに北ドイツよりも南ドイツのほうが多くいので冬は心持越しやすい気がします。

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